「HSP」とは。「敏感さ」ゆえの生きづらさを抱えていませんか

疲れる

 

「疲れる・・・」

「どうして自分はこんなにストレスに弱いのだろう・・・?」

「どうしてストレスを感じることが多いのだろう・・・?」

「他の人は平気なのに・・・」

 

こんな風に思ったことはありませんか?

私は、昔よく思っていました。

・人と一緒だと疲れる。
・どっと、相手の感情をもらってしまうようなことがある。
・音に敏感で、小さな音でも気付いてしまう。
・大きな音は恐怖や不安を感じる。
・まぶしい光、パソコンの光などが苦手。
・匂いに敏感。気分の悪さや頭痛など、体調に表れる。
・体調不良を起こしやすく、1年の半分以上不調なことも。年々、原因不明の不調な箇所が増えていく。

など、どうして自分だけ?と思うことが多々ありました。

他の人は平気なのに・・・

「鈍感力」という言葉がありますが、なぜ自分にはこんなにも鈍感力が低いのか、本当に不思議でした。

さらに、自分の気持ちや考えを言うことがとても苦手だったので、いつも平気なふりをしていました。
「苦手」「嫌だ」ということを伝える勇気もなく、人の顔色ばかりうかがっていました。

「本当は違う」「私だけダメだ」と感じながら、「もっとがんばらなきゃ」といつも思っていました。

そんな私が、目から鱗だったのが「HSP」という概念です。

 

HSPとは

十人十色

 

HSP(Highly Sensitive Person)とは、アメリカのエレイン・N・アーロン博士が提唱した概念です。
日本語訳すると、「非常に敏感な人」。

様々なことに気付きやすいという面もありますが、感覚的に小さな情報や刺激も拾い集めてしまうので、とても疲れやすくなってしまいます。

以下に「敏感すぎて困っている自分の対処法(苑田純子 著)」より、高敏感度(HSP度)チェック表を引用させて頂きました。
あなたは何個当てはまるでしょうか?

□周りの小さな変化にもわりと気が付く方だ。
□人の気分に左右されやすい。
□痛みに弱い。
□慌ただしい日が続くと、ひとりきりでぼ~っとできる所に逃げ込みたくなる。
□カフェインに弱い方だ。
□まぶしい光、強烈なにおい、ごわごわした布地の肌ざわり、サイレンなどの大音量は苦手だ。
□物事を深く考え、内的生活が豊かだ。
□騒音や大きな音には耐えられない。
□本や映画、音楽や写真・絵画など、芸術に心動かされやすい方だ。
□何かをする時は、いい加減にしないで、丁寧にする方だ。
□何事にもビクッとしやすい。
□短い時間に多くのことを抱えると、アタフタしてしまう。
□誰かが物理的な環境で落ち着かない思いをしている時(たとえば、電灯の明るさや席の位置)、どうしたら心地よくなるのか、気付くタイプだ(明るさの調節、席の移動)。
□一度に多くのことを頼まれるとイライラしてしまう。
□ミスや忘れ物がないように、いつも気をつけている。
□バイオレンス映画や、テレビの残虐なシーンなどは、見ないようにしている。
□あまりにもいろんなことが周りで起きていると、気分が悪くなる。
□お腹が空きすぎると、集中力を欠いたり気分が乱れたりといった強い反応が起こる。
□生活に変化が起こると、混乱する。
□繊細で上品な香りや味、音や芸術などを好む。
□普段の生活では、動揺するような状況を避けることを優先している。
□課題(仕事)をやる際に、競争させられたり、見られたりしていると、緊張して、普段の実力が出せなくなる。
□子どもの頃、親や教師から、「敏感だ」とか「内気だ」と思われていた。

 

23項目中12項目が当てはまれば、おそらくHSP(高敏感)気質。
また、当てはまるものが多いほどHSP度は高いと考えられます。

 

私がHSPという言葉を初めて知り、チェックテストを行った時、自分に当てはまることが多すぎて、非常に驚いたことを今でも覚えています。

「全て自分のことを言っている・・・?」

「え、他の人は違うの・・・?」

私はそれまで、周りの人たちは皆、自分と同じように感じているものと思っていたのです。
みんな同じだから頑張らなきゃ、と。
そうではないことを知り、非常に驚きました。

当時のチェックテストの結果は、22/23という高得点でした。

 

「頑張らなくていい」ということ

頑張らなくていい

 

私は、当時のチェックリストと結果から、今までどれだけ、「他の人と同じようにならなきゃ」と自分のつらさや苦手なことを内に溜めこんで、無理をしてきたかということを目の当たりにしました。
ショックでもあり、目から鱗でもありました。

「自分の頑張りが足りないから」

「私ができない人間だから」

これらは、私の勝手な思い込みだったということに気付かされました。

HSPのことを知り、「もう頑張るのはやめよう」と思いました。
人の感じ方は、人それぞれ。
自分と同じように、周りの人全員が感じているわけではないのですから。

「みんな頑張っているんだから、あなたも頑張りなさい」

「つらいのはみんな同じなんだから」

「あなただけがつらいわけじゃないのだから」

これらが当てはまる場合もあるかもれません。
でも、それが全てでは無かった。

それから私は、自分と向き合い、試行錯誤をしていくにつれて、以前よりこころも体も楽になりました。

苦手な感覚を無理して受け入れようとしたり、平気なふりをすることもやめました。

今も感受性は高い方でしょうし、敏感な気質はありますが、初めてチェックテストを行った頃と比べると、現在は明かにストレスは減り、HSP度も下がりました。

 

なぜHSPになるのか。敏感さはどこから生まれるのか。

家

 

そもそも、なぜHSPと呼ばれる方がいらっしゃるのでしょうか。

「敏感すぎて困っている自分の対処法(苑田純子 著)」には下記のように書かれています。

研究者によると、生物の約2割には生存戦略として敏感な気質が備わっているそうです。
その敏感力で、ささいな変化や危険を察知し、生き延びようとするわけです。

約2割、つまり5人に1人は、生存戦略として生まれつきそのような気質を持っているということですね。

さらに、育った家庭環境の影響を受けます。

過保護や過干渉な親、厳格すぎる親、家族のいざこざが絶えない家からは、安心感は得られません。
子どもは慢性的なストレスにさらされます。

刺激が繰り返される度に、ごくわずかな刺激にも反応する感度の高さを磨いてしまうのです。

人間は生まれてから数年の間に外の世界を信頼するかどうかを学んでいくのですが、信頼できない環境に育った子どもは、過度な緊張で、ホルモン分泌の乱れが起きます。
その結果、病気になりやすかったり、過敏になったりするわけです。

 

敏感な気質を生まれながらに持った子どもが、生き抜くために、無意識にその敏感性に磨きをかけていってしまうのですね。

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では、生まれながらに敏感な気質を持った子どもが、安心、安全が感じられる環境で育った場合はどうなのでしょうか。

敏感に生まれついても、家庭環境に恵まれれば病気になることは少ないのです。
健全な家庭環境では、敏感な気質の難しさを表に出せるからです。
つまり、極端な人見知りもかんしゃくも、寛容で適切に対応してもらいやすいので、自分の気持ちをありのままに出せるわけです。

敏感性を持っていても、生きづらさにつながるかどうか、体調を崩すことになるかどうかは、家庭環境も大きく関係しているのですね。

自分の感じているありのままを、安心して出せる家庭かどうかは、とても大切なことだということがわかります。

このように、生きづらさにつながるような敏感すぎる気質というのは、

・生まれ持った気質

・育った家庭環境

が大きく関係しているのです。

 

HSPかも・・・と感じられている方へ。
自分の気持ち、感覚を大切にすること。

これからに向けて

 

HSPかも・・・と感じられている方へ。

私が通ってきた道から、伝えたいことがあります。

 

苦手なことは、苦手なままで大丈夫です。

時には、逃げてもいいのです。

「苦手」と相手に伝えてもいいし、

こころと体の声を無視ししたり、

「平気」を装うことは、もうしなくてもいいのです。

頑張って「みんなと同じ」にならなくてもいいのです。

 

あなたは、何が好きで、何が苦手ですか?

どんな時に、ストレスを感じますか?

どんな時に、ほっとしますか?

 

宇宙でたったひとりのあなたの感覚です。

自分だけは、「たったひとりのあなた」が感じたこと、感覚を大切にしてあげてください。

こころの声、体の声に耳を傾けて、認めてあげてください。

 

「そうしたいけど難しい・・・」

そんな時は、どうしたらいいか、一緒に考えていきませんか。

少しずつで大丈夫です。

自分らしく、こころが楽な毎日にしていきましょう。

望む姿へ

最後まで読んでくださり
ありがとうございます。

ご感想などありましたら、お問い合わせフォームよりお気軽にお送りください。

今日も穏やかな一日になりますように・・・
(*^_^*)

 

参考文献:敏感すぎて困っている自分の対処法(きこ書房)

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