「子どもが言うことを聞かなくて、ついカッとなってしまった」
「何度言っても、ダメと言っていることをやるから。
自分の気持ちが抑えられなくて、感情的に叩いてしまった」
子育てをしていて、このようなことはありませんか?
お子さんを叩いてしまった、怒鳴ってしまった、そんなお話をしてくださるお母さんは、お子さんのことが嫌いなのではなく、本当はとても大切に考えていらっしゃる方がほとんどです。
そして、
「私がもっと自分の感情をコントロール出来たら」
「もっとうまく対応出来たら」
「母親としてダメだな・・・」
と自分を責めてしまっています。
これを繰り返す、負のスパイラルにはまっていないでしょうか?
お母さんの心にあるのは、どんな気持ちでしょうか?
「またやってしまった・・・」
そんな「やってしまった」時に、お母さんの心の中にあったのは、どのようなお気持ちだったでしょうか?
「疲れているのに、いい加減にして!」
「どうして言うことを聞いてくれないの!」
「楽しい時間を過ごしたかったのに!」
「しっかりとした子に育ってほしいのに!」
など、お母さんおひとりおひとり、それぞれの気持ちがあったことと思います。
お母さんのイライラや、感情的に怒ってしまうことに繋がっているお気持ちは何でしょうか?
お母さんは、自分の気持ちは後回しにしがちです。
落ち着いてからで大丈夫ですので、まずは、お母さん自身の心の中の声に耳を傾けてみてください。
お母さんの心に余裕を持つこと
心の中の声が
「疲れた」
「ひとりでゆっくりしたい」
「リフレッシュしたい」
ということでしたら、少し息を抜くことが効果的と考えられます。
しかし、その他の場合でも、「お母さんが心に余裕をもつこと」は、とても大切なことです。
心に余裕がないと、少しのことでもピリピリしてしまいます。
子どもは想定外の行動をよくしますが、余裕がなくては、そのような思いもよらぬ行動への対応が難しくなってしまいます。
精神的な疲れも溜まってしまいます。
一方、余裕があれば、子どもの予想外の行動や、予定外の事態にも、ある程度おおらかに、柔軟に対応することができます。
イライラからくる疲れやストレスも溜まりにくいでしょう。
HSP気質のお母さんも一緒です。
敏感であるがゆえに、感じなくてもいいことを感じてしまい、ストレスになってしまうことがあると思います。
しかし、心に余裕があると、感じたことに対して、落ち着いて対処しやすくなります。
もし叩いてしまったら・・・
もし、それでも叩いてしまったら・・・
怒鳴ってしまったら・・・
まず、お子さんへの申し訳なさのお気持ちがあるようでしたら、お母さんが落ち着いてからで大丈夫ですので、その気持ちをお子さんに伝えましょう。
謝った方がいい、と思うことは、謝りましょう。
そして、叩いてしまった分も、怒鳴ってしまった分も、「あなたのことが大好き」というお母さんの気持ちを込めて、ぎゅっと抱きしめてあげましょう。
言葉だけでなく、五感を通してお母さんの愛情を感じることで、お子さんにもお母さんの想いは伝わると思います。
お子さんが良くないことをしたのが発端でしたら、お母さんもお子さんも落ち着いた上で、お子さんの行動について、「あれは良くなかったね。もうやめようね」とお話をし直しても良いのではないでしょうか。
カウンセリングという方法
「そうはいうけど、うまくいかない」
「わかっているけど、どうしたらいいのかわからない」
という時は、子育て支援機関や相談できる場所にお話をするのが一番です。
相談を通して、ご自分の気持ちを伝えるだけでも、心が軽くなり、スッキリすることもあります。
良い場所がなければ、こちらでも構いません。
まずは、抱えている気持ちを少しずつ外に出しましょう。
そして、どうしたらいいのか、一緒に相談していきましょう。
こちらでは、お電話は2回まで無料ですので、お気軽にご利用していただけたらと思います。
「叩いてしまう」「怒鳴ってしまう」というご相談をくださるお母さんのお話を聴いていると、本当に、お子さんや家族のことを考えて、頑張っていらっしゃると感じます。
お子さんやご家族が大切だからこそ、ご自分のことも大切にしてあげてくださいね。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
ご感想などありましたら、お問い合わせフォームよりお気軽にお寄せください。
今日も穏やかな一日になりますように・・・
(*^_^*)
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