の続きです。
2.「泣き叫ぶよりも、言葉で言った方がわかってもらえる」ということを伝えていく
(1)でお伝えしましたが、子どもは、「何かを伝えたい!」という手段として癇癪を起こします。
子どもにとっては、その方法しかないのです。
しかし、お母さんは、もっとよい方法を知っていますよね。
その方法を、少しずつでいいので、お子さんに伝えていきましょう。
癇癪を起こしているときは、何を言ってもやっても、だめなこともあるでしょう。
そんなときは、子どもが落ち着くのを待ってから、まずは子どもの気持ちを代弁してみましょう。
「できなくて悲しかったんだね」
「○○をしたかったんだね」
「わかってほしかったんだね」
大人も、気持ちをわかってもらえたら、うれしいですよね。
お子さんはもしかしたら、お母さんが考えている理由とは違うことを教えてくれるかもしれません。
そして、
「お話ししてくれた方が、お母さんはわかるよ」
ということも伝えていきましょう。
一朝一夕には変わりませんが、「お母さんはわかってくれた」という気持ちを育みながら、少しずつ経験を重ねていき、できるようになっていきます。
3.お母さんの心に余裕があることが大切!
今この記事を読んでくださっているお母さんは、心にどのくらいの余裕を持っていますか?
HSPお母さんは、他人の感情に敏感で、とても影響を受けやすい気質を持っています。
子どもの泣き声には、大きなエネルギーがあります。
癇癪に引っ張られて、お母さんもイライラして爆発してしまっては、事態が収拾できなくなってしまいます。
さらにHSPさんは、責任感が強く、完璧主義な方も多いものです。
よって、自分のできなかったことに目が行きやすく、
「また怒鳴ってしまった」
と罪悪感を感じてしまうお母さんも多いのです。
このような悪循環を避けるために、お母さんが自分の気持ちに余裕を持っていることがとても大切になります。
周りの気持ちに左右されやすいからこそ、何かが起きたときの影響は小さい方が、ストレスも減りますよね。
そのために、平常心で対処できるように、心にゆとりを持っておくのです。
HSPさんにとっては、非常に大事なことです。
すべてを完璧にしようとがんばらずに、手を抜ける部分は抜いてみましょう。
自分とお子さんのために、リフレッシュをしましょう。
癇癪が起きても、できるだけ落ち着いて対応できるように、子どもの気持ちに引っ張られないように、まずはお母さんの心に余裕を持ってくださいね。
【子どもの癇癪に困っているHSPお母さんへ(3)】
に続きます。
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