「笑顔を作ろう」と無理をしていませんか?
「しあわせでいるためには、
笑顔でいることが大切。
だから、毎日笑顔でいるようにしています。
だけど、なんだか疲れて、イライラして、
笑顔ができないんです・・・
これでは私はしあわせになれない。
どうしたらいいでしょうか」
このような質問をいただくことがあります。
そうですよね、しあわせになりたいですよね。
しあわせになりたいから、
笑顔でいようとがんばっているのですよね。
笑顔ができないことが不安や焦りに
このようなお悩みを抱えていらっしゃる方は
少なくありません。
しあわせになりたくて、
「どんなときも笑顔でいよう」
と心に決めたんですよね。
だけど、笑顔を作ることに疲れてきて。
心の中の自分は、楽しいと思っていなくて・・・
「笑顔ができない自分には
なにか問題があるのかもしれない」
「ほかの人は笑顔によって
しあわせになっているのに、
私はできない。
しあわせになれないかもしれない」
こんな不安や焦りが心の中に生まれて、
しあわせになるはずだったのに、
逆に自分を追い込んでしまう。
こんな状態になっていませんか?
笑顔の効果
たしかに、
「笑顔を作ること」は
心の調子を上げる効果があります。
だから、1日1回でも、
意識的に笑顔を作ってみるのもいいと思います。
また、笑顔を心がけたことで、人間関係がよくなったり、
ご縁が広がったり、良いことが舞い込んできたりということもあるでしょう。
そうやって、自分の笑顔がきっかけで
毎日が良い方向に向かう場合もあります。
だけど、
アダルトチルドレン+HSPさんは注意が必要です。
なぜでしょうか・・・?
アダルトチルドレン+HSPさんの特性
なぜ、アダルトチルドレン+HSPさんは
注意が必要なのか?
それは、
アダルトチルドレン+HSPさんは、
他人の感情の動きに気付くことは得意だけど、
自分の本当の気持ちに気付いて、
その気持ちを認めてあげることは難しいからです。
「笑顔でいよう」
とがんばることは、
本当の気持ちは心の中に押し込めて、
外向きに作った笑顔をするということです。
そのときに、
「自分の気持ちを把握しながら、
思っていることを相手に伝えながら、
できる範囲で笑顔をする」
ということが、
アダルトチルドレン+HSPさんにはとても大変な場合が多いのです。
子ども時代に身につけた習慣
アダルトチルドレン+HSPさんは
子ども時代、自分の気持ちを認めてもらえない日々を過ごしています。
抱えている気持ちを親に話しても
共感してもらえることなく、
勇気を出して思いを伝えても否定される。
そんな毎日。
そんな中、
少しでも親に機嫌よくいてもらうためには、
平和な家庭にするためには、
「自分の気持ちは隠しておいた方がいい」
「伝えない方がいい」
ということを学習します。
それが日常的になり、習慣化することで、
アダルトチルドレン+HSPさんは
自分の本当の気持ちはどんどん感じづらく、
気付きづらくなってしまったのです。
思い当たることはないでしょうか?
生きづらさとなる習慣
このような習慣は
アダルトチルドレン+HSPさんにとって、
生きるため、自分を守るために、
愛情をもらうために、
必要なことでした。
だけど、もう家を出たあとも、
家族から離れたあとも、
その習慣を持ち続けて
「自分の気持ちがわからない」
「気付きづらい」
という特性のまま、毎日を過ごすことになります。
これが、「生きづらさ」のひとつになります。
そして、
「気付かない気持ち」を
心の中にどんどんためていきます。
アダルトチルドレン+HSPさんは
我慢が当たり前のように生きてきているので、
無意識的に我慢をします。
心の中が感情やストレスでいっぱいになって
「もうつらいよ!」
「しんどいよ!」
という感情があふれてきてようやく、
「もう笑顔ができない・・・」
「疲れた・・・」
という状態になるのです。
なので、アダルトチルドレン+HSPさんは
自分の気持ちに気付くことが難しいので、
「笑顔でいよう」
とがんばると、
自分が思っている以上に
気持ちやストレスを抱えてしまうのです。
ではどうしたらいいのでしょうか・・・?
アダルトチルドレン+HSPさんにとって大切なこと
実は、アダルトチルドレン+HSPさんは、
笑顔をつくろうとがんばるのではなく、
自分の気持ちをやさしく見つめること。
そして、
あなたが持っているマイナスの考え方を
よりよい考え方におきかえること。
この2つが大切なポイントになります。
なぜなら、
アダルトチルドレン+HSPさんが自分の気持ちに気付いて
その気持ちを認めることが難しいのは、
・自分の気持ちを気にかけて、
大切にできるような環境で過ごしてこれなかったために、
その習慣が今でもあなたの中にあるから。
・過去に親や家族からの言動で傷つき、
もうそのような悲しい思いを2度としないように
危険を避けるための考え方が身について、
今でもあなたをしばっているから。
という2つの理由があるからです。
自分の感情がわかり、認められるようになる
自分の気持ちをやさしく見つめられるようになると
心の中にある感情に気付き、
「自分の心は何を求めているのか?」
「どうしたら心地がいいのか?」
「自分にとっての本当のしあわせは何か?」
が自然とわかるようになります。
そして、
マイナスの考え方を置き換えて、
あなたをしばり続けている考え方から解放されると、
あなたが感じた感情をそのまま認められるようになります。
心の中にストレスをためて、
「私はしあわせになれないかも」
と嘆いて自分を追い詰めたり、
不安になって焦ったりすることはなくなります。
心が本当に求めていることをしてあげられるようになるので、
自然と
「心からの真の笑顔」
があふれてくるようになります。
がんばって作り笑顔をしなくても、
笑顔が自然と生まれる。
これが、
本当に心から「しあわせ」と感じられる毎日ではないでしょうか。
アダルトチルドレン+HSPさんがしあわせになるために
ご相談者さまからはよく、
「こんなに大きい感情を持っていたんだ」
という驚きの声をいただきます。
アダルトチルドレン+HSPさんは、
その特性からたくさんの感情を心の中にためてしまい、
自分でもわからないくらい
さまざまな気持ちを抱えているんです。
心からの笑顔で、
本当のしあわせになるために。
アダルトチルドレン+HSPさんは、
笑顔を作ろうと無理をしてがんばるのではなく、
自分の気持ちをやさしく見つめて、
あなたをしばっている考え方を置き換えることから
はじめましょうね。