私たちは生きている間、さまざまな問題にぶつかります。
小さな問題から大きな問題、
すぐに解決する問題から何十年も続いてしまう問題まで、
いろいろな種類の問題がありますよね。
今回は、人生において必ずと言っていいほど付いてくる「問題」に対処するために、
「カウンセリング」はどのように使ったらいいのか?
上手に使うためにはどうしたらいいのか?
私の考えをお伝えしたいと思います。
「カウンセリング」と「YouTubeやインターネット、本」の違い
まず、問題にぶつかり、「何とかしよう」と思ったときによく使う方法のひとつは、
YouTubeやインターネット、本といった媒体から情報を得ることではないでしょうか。
YouTubeやインターネット、本の強みは、
自分のタイミングで、またはすぐに、
お金をかけずに情報や知識を集められる
ということだと思います。
もちろん、カウンセラーやアドバイザーからも情報や知識を得ることはできます。
だけど、予約を取ったり、料金が発生したりしますよね。
その点、YouTubeやインターネット、本は
自分のタイミング好きなだけ調べることができます。
- 何かを知りたい、学びたいと思ったとき
- 簡単な問題を解決したいとき
こんな時に、あまり費用をかけずに情報を集めることができる、とても便利な方法だと思います。
ただ、ひとつ理解しておいてほしいことがあります。
それは、
YouTubeやインターネット、本というのは、ほとんどの場合、
『一方通行である』
ということです。
カウンセリングが役立つのは
YouTubeやインターネット、本は非常に便利です。
だけど、
『一方通行』であるため、
あなたの話を聞いた上で「わかるよ」と共感したり、
あなたの状況や気持ちに合わせて問題を紐解くサポートをしたり、
あなたの置かれている状態を第三者目線で示したり・・
このようなことは難しい場合が多いでしょう。
「だから良くない」と言いたいわけではなく、
YouTubeやインターネット、本にはお伝えしたように大きなメリットがありますから、
大事なのは「使い方とバランス」なのです。
カウンセリングのメリットは、
- 双方向のやり取りができること
- 思いを吐き出したり、共感を得たりしながら、心や思考の整理ができること
- 自分の状況や気持ちを伝えて、それに合わせたサポートにより前へ進めること
このようなことがあげられます。
これらはYouTubeやインターネット、本には難しいことです。
また、たとえば、
- 悲しい気持ちや不安が続いていて、自分で何とかしようとしたけどうまくいかない
- 生きづらさを抱え続けていて、どうしらいいのかわからない
- 職場や友人、家族とうまくいかなくて困っている
- 将来のことなど、大事な決めごとをどうしたらいいのか迷っている
- いつも疲れていて、ストレスがとれない
- 気持ちが不安定になってしまい困っている
といった、その人により原因がさまざまで、
どうしたらいいか?もその人により異なるような場面でも
カウンセリングの力が有効である場合は多いでしょう。
上手に使うには
まとめますと、
- 知りたいことや学びたいことがある
- 小さな問題を解決させたい
このような時はYouTubeやインターネット、本から情報や知識を取り入れるのも良いと思います。
新しい知識や気付きを得られて、前へ進めることもあるでしょう。
一方で、
- 心の中に悲しさやつらさ、モヤモヤやイライラなどがたくさん湧いてきていて、どうしたらいいのかわからない
- 生きづらさや決められないことに悩まされている
- ストレスや不安定な気持ちをどうしたらいいのかわからない
- 調べてみたけど、やってみたけどうまくいかない
このような時は、カウンセリングで心を軽くしたり、思考を整理したり、
あなたに合わせた方法を行うことにより、
問題が軽くなったり解消したりする可能性があります。
あなたの状況や問題に合わせて、
柔軟にカウンセリングとその他の方法を使い分けること。
これが大事です。
「カウンセリング」と聞くとなんだかハードルが高く感じるかもしれません。
でも、相談室そらはあなたの生活からかけ離れた場所ではなく、
困ったことがあったら何でも相談できるような場所です。
人生の中の「保健室」のような、または「かけこみ寺」のような場所です。
数ヵ月いっしょに取り組んで、「同じことの繰り返し」を変える人、
困った時にそのつど来られる人、
さまざまな方が利用されています。
あなたの人生をおだやかに過ごすために、
「YouTubeやインターネット、本」も、
「カウンセリング」も、
心の状態や状況に合わせて上手に使い分けていきましょう(^-^)