
私たちの日常には、心と体を疲れさせてしまうものや出来事がいろいろありますよね。
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子どものお世話。
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親のこと。
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毎日の家事。
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お仕事。
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だれかの表情や態度。
HSPさんの場合は
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気温差
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気圧差
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音
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香り
といった刺激にも心と体が振り回されてしまうこともあるでしょう。
(私はたくさんあります(^-^;)
こんな毎日を繰り返していると、
何もする気にならなくて動けなくなったり、
イライラしたり、涙が出てきたり、
心が不安定になってしまったりすることがあります。
心だけでなく体にも不調があらわれてしまうこともあるでしょう。
追い込まれて、しんどくなってしまいますよね。
コップ一杯の水にたとえると

ちょっとイメージしてみてください。
あなたが持っている「心の元気さ」をコップ1杯の水だと考えてみましょう。
強い太陽が照り付けて、水が減ります。
だれかがドンッとコップにぶつかることで、また水が減りました。
隣の花が「水をちょうだい」と言ったから分けてあげて、また水が減ります。
これを繰り返していたらどうなるでしょうか・・?
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そうですよね、
どんどん水は減っていって、最終的にはコップの中はカラになってしまいますよね。
実際の「心の元気さ」も、コップの中の水と同じこと。
ずっと減る一方では、いつかはカラになります。
カラになってしまったら、エネルギーはゼロですから、
頑張る力も湧いてこなくなります。
単純なひき算で、
「10-2-2-2-2-2=0」
ですよね。
減らすだけではカラになってしまうのです。
だけど頑張り屋のHSPさんは、もうほとんど水が無くなっているのに、
「まだ頑張れる!」と無意識的に頑張っていることがあります。
子どものため、親のため、パートナーのため、
仕事のため・・
頑張り、エネルギーが無くなってしまった自分に対しても、
「こんな自分はダメだ!」と感じ、さらに頑張ろうとすることもあります。
その気持ちはとても素晴らしいと思います。
でも、コップの中の水が無限ではないように、
「心の元気さ」も無限ではありません。
減らしていったら、最終的には無くなってしまうのです。
特に現代社会は、HSPさんにとって心のエネルギーを減らす要素が多いと思います。
減らす要素が多いことに加えて、
HSPさんの場合は刺激による心の疲労具合いが大きいため、
家に帰ってきたらぐったり・・ということもあるでしょう。
それだけ、頑張っているということですね。
HSPさんがある程度快適に過ごすためには、
- あなたを疲れさせているものを少なくすること。
- 心のエネルギーが減ったら補うこと。
このふたつが大切です。
疲れやすいHSPさんは、こまめに補ってあげた方が良いでしょう。
減ったら補い、そのつど良いコンディションに戻してあげるのです。
では、紙とペンを用意してくださいね。
人にはそれぞれ、
【自分を疲れさせてしまうもの】
【自分を元気にしてくれるもの】
があります。
たとえば私なら、
交通量の多い道の運転は非常に疲れてしまいます。
また、騒がしい場所にいるのも苦手です。
気温差や気圧差もだめですね~(^-^;
反対に、私の場合はゆっくりと自然に触れる時間は心を回復してくれます。
気の合う人とのおしゃべりもいいですね。
ゆるゆるとした音楽も癒されます。
あなたの場合はどうでしょうか?
あなたを疲れさせてしまうものは何ですか?
反対に、あなたを元気にしてくれるものは何ですか?
思いつくままに書き出してみてくださいね。
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どうだったでしょうか?
「あなたを疲れさせてしまうもの」<「あなたを元気にしてくれるもの」
だといいですね。
そして、
「あなたを元気にしてくれるもの」をできるだけたくさん持っていること。
その方が柔軟に心を回復できるでしょう。
このコラムは6月に書いています。
実は私は先日、今年初めてのホタルを見ました。
わずかな命のきれいな光に、とても感動しました。
これも、私の場合は心を元気にしてくれる出来事でした。
HSPさんの場合は、5人に1人という割合から、
「自分だけ違う」と感じやすく、それがストレスになっている場合もあります。
そのため、「自分と同じような人と話をする」ことにより、安心感を得たり、リフレッシュになったりすることもあるでしょう。
相談室そらでも、顔出しなしOK、少人数制のHSPお茶会を開いています。
無料ですので、気軽にカフェに行くような気持ちでご参加くださいね。
「自分を疲れさせるもの」の根っこには、深い問題が絡まっていることもあります。
それが負の連鎖である場合も多いです。
そのような場合は私もお手伝いしますので、いっしょに取り組んでいきましょう。