
毎日やることがたくさんあって
時間に追われている。
動悸がしたり、眠りが浅くなったりして、心も体もつらい。
時間がなくて、つい焦ってしまう。
ゆっくりやればできることなのに、
急がなきゃとプレッシャーを感じてうっかりミス。
ミスをすることで動揺して、
さらに焦って、うまくいかないことの繰り返し・・
こんな状態になっていませんか?
「時間に追われる」って、
大きなストレスですよね。
私もこのようなことに悩み、
どうして他の人は普通にできているのに、
私はこんなに追い込まれているんだろう?
どうしてこんなに動揺して、
焦ってしまうのだろう?
と落ち込んだり、モヤモヤしたりを繰り返していました。
「時間に追われたくない」
「ちゃんと落ち着いて、やることを終わらせたい」
そう思って、
時間管理やタスク管理、優先順位をつけることに取り組んだことも何度もありました。
でも、どうしても時間に追われる日々を変えられなくて、
心も体も息切れをしていました。
あなたの場合はどうでしょうか?
今回は昔の私のように、
- 色々試してみたけど、なぜか時間に追われてしまう。
- どうしても気持ちが焦ってしまう
そんな方に、
「ぜひ振り返ってみてほしいこと」2つと、
「取り組み方」3つをお伝えしたいと思います。
まず、振り返ってみてほしいことの1つめは、
「子どもの頃の体験」についてです。
子どもの頃の影響を受け続けていませんか?

「つい焦ってしまう」
「時間に追われると、どきどきしてしまう」
このような場合、
子ども時代の体験が関係していることがあります。
たとえば、子どもの頃に家族から、
「あなたはいつも遅いんだから!早くしなさい!!」
「あなたが遅いせいで、みんなが迷惑しているのよ!!」
こんなことを何度も言われていたら、どうでしょうか。
「私は遅い」
「迷惑をかけてしまう」
「はやくやらなきゃ!」
こんな気持ちを繰り返すことになりかねないですよね。
そうすると、その感覚が自分の中に染みついてしまい、
大人になっても似たような場面になると、
子どもの頃と同じように焦ってしまうことがあります。

また、人によっては
「こんなことできないなんて、おかしいんじゃないの!?」
「どうして間違うの!しっかりやりなさい!」
こんなふうに、
うまくできなかったことや、間違えたことを怒られた人もいるかもしれません。
そうすると、
「ちゃんとやらなければならない」
「間違えてはいけない」
そんな強い気持ちが根付いてしまい、
いわゆる「完璧主義」の原因になってしまうこともあります。
子どもの頃の体験が、
生きづらさに繋がってしまうのです。
あなたの場合はどうでしょうか?
もうひとつの振り返ってみてほしいことは、
あなたの気質についてです。
HSPさんの場合

HSPさんの場合は、
やるべきことが多くある状態は、あまり得意ではないことが多いように感じます。
感覚が敏感で、刺激に強く反応する傾向があるHSPさんは、
自分を取り巻く環境に変化があると、
とても小さなことでも気付いてしまいます。
私たちは、気付いたことをひとつひとつ、頭の中で
「この情報は必要なのかな?」
と考え、判断し、処理をすることを繰り返しています。
HSPさんのようにたくさんのことに気付いてしまうと、
頭の中での作業量が増えてしまいますよね。
また、気付いたことに対して、
心が揺れ動いてしまうこともあるでしょう。
だから、HSPさんは他の人より疲れやすく、
多くのタスクが重なると混乱してしまうことがあります。
それからHSPさんは、
じっくりと深く考える方が得意な気質です。
複数の作業を入れ替わり行わなければならないような状況も、
疲れてしまかもしれませんね。
HSPさんの場合は、こちらのお茶会に参加すると、
他のHSPさんのお話が聞けて参考になるかもしれません。
- 子どもの頃の影響を受け続けていないかな?
- HSP気質ではないかな?
このふたつに気付かずに頑張り続けている人は多くいらっしゃいます。
だから、タスク管理や優先順位によりなんとかしようとしても、
うまくいかないことがあるのです。
(タスク管理や時間管理、優先順位といった方法が悪いわけではなく、
根本的な問題は?という部分なのです。)
では、もしも「子どもの頃の影響」や「HSP気質」が関係しているとしたら、
どうしたらいいのでしょうか?
大切なことを3つお伝えしますね。
①自分に対する理解を深める

まずは、
自分自身への理解を深めること。
- 子どもの頃の影響を受け続けていないかな?
- HSP気質ではないかな?
という視点も含めて、
自分はどうして、時間に追われてしまうのか?
どうして同じことを繰り返してしまうのか?
感受性の強さや刺激への敏感さ、
得意なことや苦手なことなど、
自己理解を深めていくことはとても大切です。
②不安、怖さをゆるめる

子どもの頃の影響を受け続けていることにより、つらくなっている方には、
とても大事なことになります。
「いろいろ試したけど、
やっぱり時間に追われている感覚から抜け出せない」
そんなあなたの心の奥底には、
「不安」や「怖さ」がありませんか?
「終わらなかったらどうしよう」
「期待に応えられなかったらどうしよう」
「うまくいかなかったらどうしょう」
こんな気持ちはないでしょうか?
ちなみに、私の場合はこの問題が大きかったです。
そのために、いろいろな方法を試したけど
なかなか根本的に変えることができなかったんですね。
このような不安や怖さがある場合は、
それらをゆるめてあげることで
時間に追われるストレスが一気に軽くなることもあります。
具体的にあなたの場合にどうしていったらいいのかは、
「あなたに合わせて」になりますので、
もし気になる方はお気軽にご連絡ください。
③「時間に追われる」の認識を見直す

こちらも大切なことです。
「時間に追われている」という言葉は、
「終わらさなければならないことがあり、
時間に制限があるために急いでいる」
といった状況で使われることが多いと思います。
でも、ちょっと考えてみてくださいね。
実際には、
「時間」はあなたを追いかけているわけではないですよね・・?
「昨日」も「今日」も、
時間はいつも通り、変わらずに流れているはず。
「時間に追われる」
そんなふうに「時間」を擬人化させて表現することで、
あたかも自分が追いかけられているような感覚になっていませんか?
もしかしたら本当は、
「時間に追われている」のではなく、
一定の時間に対して多過ぎる「やること」を抱えていて、
それに、
「子どもの頃の影響」や「HSP気質」などが絡み合い、
プレッシャーや不安、焦り、怖さが湧いてきてしまっている
こんな状態ではありませんか?

私たちがいつの間にか持っている感じ方や考え方、価値観、
ものの見方は、
私たちの毎日に大きな影響を与えます。
それらが変わるだけでものごとのとらえ方は変わり、
感じ方も変わり、
日々の生活や生き方は変化します。
私がカウンセリングの際に大切にしている
「心を癒し、思考を整える」
もここに繋がります。
忙しい毎日だと、
自分自身の感じ方や考え方、ものの見方に意識を向けることはなかなか無いかもしれません。
でも、根本的な原因はここにあり、
根っこにあるものが変わらないから同じことが繰り返されている・・
こんなことはとても多いのです。
自分自身と向き合う時間を作り、
自己理解を深めながら、
不安や怖さをゆるめ、考え方を見直すこと。
とても大切なことですよ。
「あ!ここが問題だったんだ!」
と根本原因に気付くと、憑き物が落ちたかのように楽になることもあります。
(私もそうでした(^-^))
「うまくいかないな・・」
「自分の場合はどうしたらいいんだろう・・」
という時は私もお手伝いしますので、お気軽にご連絡くださいね。
あなたが「時間に追われること」や「焦り」から解放されて、
おだやかに過ごせますように(^-^)