消えない寂しさ
返事が来ない。
まるで見捨てられたように感じて、
寂しさと不安でいてもたってもいられなくなってしまう。
わかってほしいのに、
自分の話を聞いてもらえない。
わかってもらえなくて、つらくなる。
仲良く話している人を見ると、いいなと思う。
だけど心を開けなくて、
そんな自分が嫌で、悲しくなってしまう・・
このようなことはありませんか?
「寂しさ」に心が覆われているときは、
本当に切なくて、
心が苦しくなってしまいますよね・・
そんな時間を耐えながら、
上手くいかないことを繰り返しながら、
「寂しさ」に心が覆われる毎日から抜け出せなくて、
つらくなっていないでしょうか。
「寂しい」という気持ちは、
私たちの生活に大きな影響を与えます。
お仕事や友人関係、パートナーとの関係や家族関係も、
この気持ちに振り回されてしまうことがあります。
特にアダルトチルドレン(AC)さんは、
この「寂しい」気持ちがとても強い場合があります。
「アダルトチルドレン(AC)」とは、
子どもの頃の家庭環境により、
大人になっても生きづらさを抱えている方のこと。
子ども時代に十分な愛情や安心感を得られなかった人がほとんどで、
たとえば、
- 気持ちを伝えたのに、親からわかってもらえなかった。
- よく否定や批判をされていた。
- 親の気分によって、怒鳴られたり、叩かれたりした。
- 自分の気持ちは抑えて、親の言うとおりにしなければならなかった。
- 親の愚痴を聞き、親を安心させてあげなければならなかった。
このような家庭環境だった方も多いです。
*「アダルトチルドレン」については、こちらも参考にしてくださいね。
このような環境で育つと、
さまざまな生きづらさを抱えたり、
本来、安心や愛情で満たされるはずの心が満たされていなくて、
心に「寂しさ」の穴が開いたままになってしまう場合があります。
心に空いた穴は、
人生のどこかで埋まることもありますが、
埋まらないまま、ずっと空いたままの場合もあります。
その場合は、
大人になっても「寂しさ」が残り続けて、
歳を重ねてもその寂しい気持ちに振り回されてしまうこともあるでしょう。
人間関係をうまく築けない・・!
「寂しいなら、友だちを作ったらいいよ!」
「人間関係を広げたらいいよ!」
こんなことを言われたことはありませんか?
もちろん、
「友だちを作って、人間関係を広げる」という方法もあるのですが、
アダルトチルドレンさんの場合、
ここに大きなハードルがある場合があります。
アダルトチルドレンさんは、
さまざまな生きづらさを抱えています。
その中には、
・人間関係の構築が難しい。
・人との距離感がわからない。
・心を開けない。
こんな生きづらさが含まれていることも少なくありません。
だから、
「友だちを作ったらいいよ」
「人間関係を広げたらいいよ」
と言われても、
なかなか上手くいかないことがあります。
「育った環境が影響していて、
心に穴が空いているように寂しいのに、
やはり育った環境が影響して、
人間関係をうまく築けない」
悲しくなりますよね・・(T_T)
その方の、努力が足りないわけでは決してないのです。
このような方はとても多く、
私自身も同じような状態でした。
「寂しい、だけどうまくいかない」
という、まるで出口のない迷路をさまよっているような状態で耐えていることが
アダルトチルドレンさんは多いのです。
あなたはどうでしょうか。
では、
アダルトチルドレンさんがこの
「寂しい、だけどうまくいかない」
を解消していくためには、どうしたらいいのでしょうか?
今回は3つ、お伝えします。
①きちんと立ち止まり、「向き合ってみよう」と決める
まずは、
きちんと立ち止まり、「向き合ってみよう」と決めること。
これが大きな変化につながる一歩です。
同じことを繰り返して、
寂しさに苛まれてしまうのはつらいものです。
だから、
「一度、きちんと向き合ってみよう」と決めること。
「決める」のは勇気もいりますが、
「向き合おう」と思っているか、思っていないか、
この違いは非常に大きいです。
「向き合ってみよう」と決めた時点で、
大きな変化への一歩を歩み出しているのですよ。
②話してみること
それから、「話してみること」。
話すことで、自分の気持ちを整理できます。
共感してもらえることで、
「自分はひとりじゃない、わかってもらえる」と感じられます。
また、
心の内にあるものを吐き出すことで、
ほっとしたり、心が楽になることもあるでしょう。
否定や批判をされた経験があると、
「話してみる」というのはとても怖いですよね。
私もその気持ちはよくわかります。
でも、
自分のことをわかってくれて、
味方になってくれる、そんな人が世の中にいて、
ひとりで我慢して耐えなくてもいいと感じられたら・・
とても心が楽になると思いませんか?
きっと怖さもあると思いますから、
まずはカウンセラーなど、守秘義務があり、
きちんとあなたの話を聞いてくれる人を選ぶといいですよ。
③自分のことを大切に
寂しさの強いアダルトチルドレンさんは、
「こんな自分だからだめなんだ」
と自己批判をしていることも多いです。
「どうせ自分はダメだから」
「自分が悪いから」
「こんな自分は嫌われて当然だから」
こんな思いが湧いてくることはありませんか?
自己批判は、
あなたの選択、言動、人間関係など、
さまざまなことに影響してしまいます。
ほとんどの場合、
あまり良い作用をしないことの方が多いでしょう。
だから、
少しずつ、少しずつ、
自分のことを大切にする習慣をつけていくことも大切です。
ただ、「大切に」と言われても、
なかなか簡単にできないのがアダルトチルドレンさんだと思います。
だから、まずは「話してみること」につながるのです。
「つらい」
「寂しい」
など、心の内にあるものを吐き出したり、
「現状を変えるために、どうしたらいい?」
と誰かに聞いたり・・
そのような時間は、
「自分のための時間」ですよね。
このような時間をとることは、
自分を大切にしていると言えないでしょうか?
自分のことを大事にするのは、
甘えではありません。
だれにとっても大切なことです。
つらいとき、
どうしたらいいかわからないときは、
だれかに頼ることも大事です。
もし、「話ができる人はいない」という場合は、
私で良ければ、あなたの今の状況やお気持ちなどをていねいに聞かせていただき、
いっしょに考えさせていただきます。
今回は、
アダルトチルドレンさんの
「寂しい、だけどうまくいかない」
を解消していくために大事なことを3つお伝えしました。
「そんなことをして、本当に変われるの・・??」
「寂しさが減るの・・??」
不安な方は、一度お話してみましょう。
寂しい、孤独を感じる。
人との距離感がわからなくて、
人間関係がうまくいかない。
心を開けなくて、人との溝が埋まらなくて、
寂しさが続いている。
少しでも当てはまることがあれば、
お気軽にご連絡くださいね。
気持ちや考えがまとまっていなくても、
きちんと話そうとしなくても大丈夫。
どんなお話でもていねいに聞かせていただきます。
あなたはひとりではありませんよ(^-^)
*気持ちの整理や自分自身を大切にするために、こちらの講座も役に立つと思います↓