「子育てに向いていないのかな」

「子育てに向いていないのかな」
相談室そらでは、
そう涙ながらに話してくださるママさんに出会うことがあります。
本当に、切ないですよね…
そう考えてしまうほど追い込まれている、その苦しさ。
私も痛いほどわかります。
今日は
「子育てに向いていないのかな」
そんなふうに感じて苦しくなっているママさんに
ぜひ届いてほしいコラムです。
「こんな私がママでいいのかな」と涙があふれるのは

まず私は、
「子育てに向いていないのかな」
そう打ち明けてくださる方が、
子育てに向いていないとは、決して思いません。
というのも、
相談室そらでこのように教えてくださるママさんは、
「向いてないかも」 と考える前に、
子どもの気持ちをたくさん想像しています。
「子どもを傷つけているかもしれない、どうしよう」
「こんな私がママでいいのかな」
あなたも、
こんなふうに考えたことはありませんか?
「子育て」という大きな責任と真剣に向き合い、
子どもの心配をしていらっしゃるんですよね。
でも、
うまくいかない――
うまくいかないことが何度も続いて、
心が折れそうになって、
「子育てに向いていないかもしれない」
こんな言葉が頭に浮かんできてしまうのかもしれません。
その涙の奥にある、本当の気持ち

涙ながらに、
お話してくださるママさん。
その涙には、
どんな思いがあるのでしょうか…
もしかしたらその涙には、
「うまくできない自分が悔しい…!」
「子どもを傷つけたかもしれないのがつらい…!」
「子どものことは大切なのに…!」
そんな後悔や憤り、
やるせなさ、申し訳なさ、苦しさなど、
いろいろな気持ちが全部混ざりあっているのではないでしょうか。
子どもを大切に想っているからこそ悩む

このようなことは、
「子育て」に真剣に向き合っていなければ起こらないことだと、
私は思います。
もし、
子育てに真剣に向き合っていなかったら――
子どものことを考えていなかったら――
子どもがつらそうにしていても、
涙があふれるまで思いつめることはないかもしれません。
自分の子育てを振り返ることも、
しないかもしれませんよね。
涙があふれるのは、
それだけ子どもを大切に想っているから。
「親として頑張りたい!」
そんな強い気持ちがあるから。
しっかりした想いが、
ママの心の中にはある、ということですよね。
「あなたは、立派なお母さんだよ」

考えてみてくださいね、
子どもを大切に想い、
「親として頑張りたい!」と思っている。
この気持ちって、
「親も子どももしあわせになる子育て」に必要な力、そのものだと思いませんか?
とても素敵なお母さんだと、
思いませんか?
「子どもを大切に想う親」だからこそ、
子育てに真剣に向き合って、
一生懸命に考えているのです。
そんなママさんが、
「子育てに向いていない」わけないですよね。
「あなたは、立派なお母さんだよ」
私はいつも、
気持ちを打ち明けてくださったママさんに対してそう感じています。
ママの努力不足ではなく

ただ、それでも、
育った環境の影響を強く受けていたり、
持って生まれた気質が関係していたりして、
「とにかく頑張る」
それだけではママが消耗してしまうだけで、
うまくいかないこともあります。
頑張り屋さんほど、
「私がもっと頑張れば…」
「私の努力が足りないんだ…」
そんなふうに、
ひとりでなんとかしようとして、
どんどん自分を追い込んでしまいます。
でも本当は、
このような問題って、
ママの努力不足とか、
忍耐が足りないとか、
そういうわけではないのです。
子育てが思うようにできない話をするのは、怖い

子育てが思うようにできない話を他人にするのは、
とても怖いことかもしれません。
私もそうだったのですが、
「親として失格だと思われたらどうしよう」
「普通はもっとできるのに、と白い目で見られたら…」
こんな不安がつきまとって、
なかなか打ち明けられないこともあるかもしれません。
でも私は決して、
一生懸命に悩まれているママさんを
否定することはしません。
子どものことを想い、
毎日頑張っているママさんです。
否定や批判をする理由はありません。
その代わりに、
ママさんが心を緩めて、
抱えている気持ちを吐き出したり、
どうしたらいいか、ママと子どものために一緒に考えたりする。
そうやって、
一度しかない大切な子育てのお手伝いができたらと思っています。
頑張っているママさんへ

「誰かの力」が必要な時もあります。
「ほっ」と息を抜いて、
抱えていることをリセットすることも大切です。
全部、
自分ひとりで抱えなくて大丈夫。
なにかあったら私もいます。
ママも子どもも、
すてきな子育ての時間を送れるように――
子育てを通して、
たくさんのしあわせを感じられるように――
「子育てに向いていないかもしれない」
「現状をなんとかしたい」
そんな思いがあったら、
まずは少し、
抱えている苦しさを吐き出すことから始めてみましょうね。


