「お前のせいだ」と言われていませんか

夫から一方的に
「お前が悪い」
「君のせいだ」
と言われてつらくなる・・
このようなことはありませんか?
いろいろな状況があると思います。
たとえば・・
【家の掃除が追い付かないとき】
夫から
「家が汚いのは君のせいだ」
「仕事から帰っても休めなくて、
疲れがとれない」
と責められる。
【子どもの成績が良くないとき】
「君に似ているから、
成績が悪いんだ」
「お前がちゃんと勉強を見てあげないからだ」
と言われる。
【夫に間違いがあったとき】
「君の説明がわかりづらいからだ」
「お前のやり方が悪いからこうなるんだ」
と責任を押し付けられる。
どの場合も、
パートナーからそんなことを言われたら、
悲しくなってしまいますよね。
あなたはこのようなことはありませんか・・?
「自分のせいだ」と頑張り続けていませんか?

このように夫から
「君のせいだ」
「お前が悪い」
と言われたとき、
あなたはどうしているでしょうか・・?
「自分のせいだ」と感じて、
自分を責めていませんか・・?
ご相談者さまの中には
自分が妻として至らないから、
夫を困らせてしまうんだ。
自分ができないから、
夫が怒るのもしかたがない・・
もっと頑張らなきゃ。
このように教えてくださる方も少なくありません。
そして、
さらに頑張ったり、
気を付けたり、
我慢したり・・
しかし、
どんなに努力しても夫に
「お前のせいだ」と言われて、
また責められる・・
こんなことを繰り返していないでしょうか。
それってもしかして、モラハラ・・?

夫から
「君が悪い」
「お前のせいだ」
と言われて、
どんどんつらくなってしまっている場合・・
もしかしたらそれは
「モラハラ」かもしれません。
「モラハラ」とは「モラルハラスメント」の略で、
日本語にすると
「精神的な嫌がらせ」という意味になります。
たとえば、
次のようなことがモラハラとしてあげられます。
- 無視をする。
- 威圧的な態度をとる。
- 大きな音で威圧する。
- 聴こえるように嫌味を言う。
- 理由なく不機嫌な態度をとる。
- 暴言を言う。
- 間違いなどを責め立てる。
あなたの場合はどうでしょうか。
ちなみに・・
私の家ではこのようなことがよくありました。
本当に、
切ない気持ちになっていました(T_T)
このような行為は、
相手の心を傷つけてしまいます。
心がたくさん傷つけられると、
心だけでなく体にも影響が出て、
心も体もボロボロになってしまうこともあります。
モラハラと責任転嫁

モラハラ加害者は、
責任転嫁をすることがよくあります。
相手が悪いと決めつけて、
自分だけが正しいように見せて、
言うことを聞かせようとするのです。
このようなとき、
モラハラ被害者は、
状況を客観的に観れない場合があります。
モラハラ被害者に力がないわけではなく、
客観的に観づらくなる理由があるのです。
*こちらに詳しく書いていますので、参考にしてくださいね↓
そうして、
悲しい思いをしながら、
夫が言うことが正しいと信じて、
モラハラが続いてしまうこともあります。
どうして責任転嫁をするの・・?

どうして、
モラハラ加害者は責任転嫁をするのでしょうか。
いろいろなケースがありますが、
理由のひとつは、
「自分が悪いと思いたくない」
「自分の弱さを認めたくない」
といったモラハラ加害者の心の問題でしょう。
モラハラ加害者の中には、
「自分の弱さや失敗、
理想の自分とは異なる現実の姿などを見たくない」
といった場合があります。
このような場合は、
妻を「問題の原因」にして、
自分には問題がないように考えようとするのです。
妻に責任転嫁をすることにより、
モラハラ加害者のプライドや
思い描いている「自分像」が守られるというわけですね。
モラハラを受け続けると、どうなるの・・?

では、
モラハラを受け続けるとどうなってしまうのでしょうか。
たとえば、
次のような影響があります。
自己肯定感が下がる

「私に力がないから」
「私ができない妻だから」
と感じて、
自己肯定感が下がってしまうことはとても多いです
心と体に不調があらわれる

たとえば、
夫が帰宅する時間になると
動悸がしたり、
なぜか眠りが浅いといったことはありませんか?
ご相談者さまの中にも、
このような状況になっている方は多いです。
ぜひ、自分の心と体を振り返ってみてください。
子どもへの影響

また、
お子さんがいらっしゃる場合は、
子どもへのモラハラの影響を考える必要があります。
「モラハラをするお父さん」を学習して真似たり、
子どももモラハラを受けてつらくなったり・・
モラハラ被害者であるお母さんが
心や体の調子を崩してしまうことにより、
そのしわ寄せが子どもにきてしまうこともあります。
「お母さんが我慢したらいい」
では済まない場合もありますので、
注意が必要です。
モラハラのつらい日々から抜け出すには

もし、
「モラハラを受けているのかもしれない・」
と感じたらどうしたらいいのでしょうか。
まず一番大切なことは、
ひとりで抱えずに相談することです。
モラハラは被害者を追い詰めます。
自分だけでなんとかしようとせずに、
状況を客観的に観てもらうためにも
信頼できる人へ相談することが大切です。
守秘義務のあるカウンセラーに話してみるのも良いと思います。
それから、
自分の心を守ること。
モラハラをされ続けることにより、
被害者の心と体は
ボロボロになってしまうことがあります。
安心して気持ちを吐き出しながら、
しっかりと改善の方向に進んでいくことが大事ですよ。
本当の強さとは

「モラハラかもしれない」
と教えてくださるご相談者さまとお話をしていて
いつも感じるのは、
ご相談をくださる方々は
「心が強い」
ということです。
悲しくなるようなモラハラに耐えながら、
「自分が頑張ったら、良くなる」
と前向きに考える力を持っていらっしゃいます。
自分と向きあう力も持っていますし、
頑張る力もあります。
人格を否定するような言葉や嫌がらせ、
威圧的な態度など、
一見、モラハラをする人が強いように見えますが、
本当は、
モラハラをされても頑張っているご相談者さまの方が、
はるかに強いと私はよく感じます。
本当の強さとは何でしょうか。
少なくとも、
つらい状況の中で頑張ってきた方は、
責任転嫁をする人よりも
ずっと心が強いのではないでしょうか。
だから、
「自分ができないから」と
自分を責めなくても大丈夫。
とはいえ・・
ひとりで頑張り続けていては
心と体の調子を崩す原因になります。
あなたの大切な心を守るために、
もし、
「私もそうかもしれない」
「本当はつらい」
ということがあったら、いつでもご連絡ください。
一緒にどうしたらいいのか
考えていきましょう。
*こちらもモラハラについて詳しく書いています↓