夫の言動がつらい。
頑張っているのに報われない。
このような「夫」との関係に悩まれていませんか?
「夫」が関係しているご相談をいただくことは非常に多いです。
そしてそのような問題の中には『モラハラ』が関わっていることも数多くあります。
モラハラとは
「モラハラ」とは「モラルハラスメント」の略で、
日本語にすると「精神的な嫌がらせ」という意味になります。
たとえば、
- 無視をする。
- 威圧的な態度をとる。
- 大きな音で威圧する。
- 聴こえるように嫌味を言う。
- 理由なく不機嫌な態度をとる。
- 暴言を言う。
- 間違いなどを責め立てる。
このようなことがモラハラとしてあげられます。
モラハラをする理由
モラハラをする理由は何でしょうか。
いろいろなケースがあると思いますが、ひとつの理由として、
「自分と向き合うことが難しい」
ということが考えられます。
なんらかの理由により、
「自分の弱さや失敗、理想の自分とは異なる現実の姿などを受け止めて、認めることが難しい」
ということです。
「お前が悪いんだ!」
「お前ができないやつだからダメなんだ!」
このようなことを言われたら傷つきますよね。
いろいろなケースがありますが、
このように責任転嫁をすることにより、
自分の失敗やできなかったこと、都合の悪いことは見ないようにしている場合もあるかもしれません。
自分と向き合い、「認める」という強さ
「自分にも悪いところがあったかもしれない」
「できることがあったかもしれない」
「お互い気を付けよう」
このように、すべてを相手のせいにしないということは、
「自分にも責任がある」
「できることがあった」
ということを、自分で認めることにほかなりません。
「自分にも出来ないところがあり、完璧じゃない」
「自分にも間違うことがある」
「気付かないこともあるし、失敗もする」
「その結果、謝らなくてはいけないこともある」
こんなふうに認めるには、強さが必要なこともあるでしょう。
日々の生活の中では、大なり小なり「自分の弱さ」や「できなさ」を目の当たりにしなくてはいけないときがあります。
それらを受け止めて、考えられるということは、
「自分と向き合う強さ」があるからできることなのではないでしょうか。
先に書いたように、モラハラにはいろいろなケースがありますが、
このような理由が背景にある場合もあるのではないでしょうか。
本当の強さとは
「モラハラかもしれない」というご相談の際に感じるのは、
ご相談をくださる方々は「とても心が強い」ということです。
モラハラに耐えながら、
「自分が頑張ったら、良くなる」と前向きに考える力を持っていらっしゃいます。
さらに、優しさや、自分と向きあう力も持っていらっしゃいます。
人格を否定するような言葉や嫌がらせ、威圧的な態度など、
モラハラをする人が強いように見えますが、
本当は、モラハラをされても頑張ってきたご相談者さまの方が、はるかに強いと私はよく感じます。
本当の強さとは何でしょうか。
ご自分の心を大切に、自信をもってくださいね。
ご相談者さまの方がはるかに強い、と書きましたが、
だからと言ってひとりで頑張り続けていては心身の調子を崩す原因になります。
もし、
「私もそうかもしれない」
「本当はつらい」
ということがあったら、いつでもご連絡ください。
一緒にどうしたらいいのか考えていきましょうね。