HSS型HSPさん特有の悩み
「自分に一貫性がない」
「人とにぎやかに過ごしたいときもあるけど疲れる」
そんな自分に、
「みんなと同じようにできなくてダメだな」
「自分らしさってなんだろう」
と感じていませんか?
2つの気質を持つHSS型HSPさんならではの「自分らしさ」に関する悩みと生き方についてお話したいと思います。
HSS型HSPとは
まず、簡単に「HSS型HSP」について説明しますね。
「HSS」は「High Sensation Seeking」の略で、
日本語にすると「刺激をとても求める人」です。
HSSさんは、変化や新しいことといった「刺激」を強く求める傾向があります。
たとえば、ショッピングセンターに出かけて新しい服や物を買うことが好きだったり、
ドキドキするような趣味が好きだったり。
思い当たることはありませんか?
一方「HSP」は「敏感な気質を持つ人」とよく説明されますが、
日常生活の中の小さな刺激を敏感に感じ取り、共感力が高く、物事を深く考える気質があります。
この「HSP」と「HSS」、両方の気質を持っているのが「HSS型HSP」さんです。
HSS型HSPさんの特徴
HSS型HSPさんは、HSPとHSS、両方の気質を持っています。
そのため、たとえば、
「新しいことをしたい!」
と強く感じる一方で、
「うまくいかなかったらどうしよう」
と、とても不安になって自分の行動にブレーキをかけてしまったり。
「人に会っておしゃべりをしたい!」
と思って会っても、
「気をつかってすごく疲れた・・・」
と人一倍ストレスを感じてしまったり。
「エネルギッシュなのに、とても疲れやすい」
「行動的なのに、リスクや先のことを非常に考える」
など、対極的なふたつの気持ちを抱えています。
そのために心の中でぶつかり合いが起きてしまい、
「自分らしさってなんだろう」
「自分には一貫性がない」
と思ってしまいがちです。
「自分らしさ」とは
このようなHSS型HSPさんから聞かれるのは、
「どちらにもなりきれない」
ということです。
自分らしさがわからないのですね。
だけど、どちらかになる必要ってあるでしょうか?
「ひとつの性格だけを持たなければならない」
という決まりはありません。
「隣の芝生は青い」というように、
人間は、自分にはないものを持っている人は魅力的に見えるものです。
「元気で明るい人」
「静かで思慮深い人」
そんな一言で言いきれるような人のことを
「いいなあ、あんな性格だったらいいのに」
と思っていないでしょうか?
HSS型HSPさんに大切なこと
HSS型HSPさんにとって、まず一番大切なのは、
「ふたつの気質を持つ自分」
を認めてあげることです。
それが、
「あなたらしさ」
だからです。
そして、あなたの持つHSS型HSPの気質の「メリット」と「デメリット」を考えてみましょう。
デメリットだけに焦点を当てるのは良くありません。
デメリットの裏返しはメリットで、物事には必ず両方の面があります。
ひとつの面からだけ見るのではなく、
いろいろな角度から「あなたの良さ」を考えてみましょう。
HSS型HSPさんの生き方
HSS型HSPさんは、
・自分の個性を自覚し、認めること。
・できないことは無理をせずに、「良さ」を活かすこと。
で生き方は大きく変化します。
HSS型HSPさんの割合は、全体の約6%ほどと言われています。
100人いたら、6人しかいないのです。
16、7人に1人です。
「まわりの人と同じように」
が難しくて、窮屈になってしまうのは当たり前ですよね。
だれかと比べて自分の価値を下げるのではなく、
だれかのようになろうと無理を重ねるのでもなく、
あなたしか持っていない「あなたらしさ」を大切に生きましょうね。