休みたいけど休めない
「具合が悪いから仕事を休みたい」
「だけど、頑張っているみんなに悪い」
「何か言われるかもしれない」
「嫌われたらどうしよう」
体調が悪いのに、休むことに罪悪感を感じて悩んでいませんか?
「休みたいと伝えたら、非難されるかもしれない」
「嫌われるかもしれない」
と不安になっていませんか?
休むことに対する罪悪感や「嫌われるかもしれない」という不安
このような罪悪感や不安はどこから来るのでしょうか?
なんの躊躇もなく
「休みます!」
と言える人もいれば、その一言を伝えるために何時間も悩み、ストレスを抱えてしまう人もいます。
この差は「どのような経験をしてきたか」が大きく影響しているように思われます。
辛かったり休みたかったりしたときに
「そうか辛いんだね、じゃあちょっと休もうか」
「頑張ったね」
と辛さを認めてもらい、休みたい気持ちを肯定的に捉えてもらうことを繰り返したら、
「休みたいって言っても大丈夫」
と思えてきますよね。
だけど、辛さを認めてもらえない経験を繰り返したらどうでしょうか?
幼い頃に気持ちを認めてもらいましたか?
あなたは子どもの頃、
「休みたい」
「体が辛い」
「心がしんどい」
ということを周りに伝えたときに、その気持ちを認めてもらったでしょうか?
「辛い」
「休みたい」
と訴えても気持ちをわかってもらうことなく、
「もっと頑張らなきゃダメでしょ!」
と不機嫌に言われたことはありませんか?
「みんなと同じようにやりなさい!」
「休みたいなんて言うんじゃない」
と怒られたことはありませんか?
このような経験を繰り返すとによって、
「休みたいと伝えると、相手は不機嫌になる」
「辛いと言うと、怒られる」
「自分の気持ちはわかってもらえない」
と学習してしまいます。
そして、頭の中で「休みたい、辛いと言うこと」と「不安や怖さ」が結び付く回路ができあがってしまいます。
休む事情があるときは休んでもいい
もしかしたら、あなたは子ども時代、心や体がとても辛くても、我慢して頑張ってきたのかもしれません。
頑張らなきゃいけない環境だったのかもしれません。
まずはそんな
「頑張ってきた自分」
「今も頑張っている自分」
を「よく頑張ったね」とほめてあげましょう。
そして、もう大人になったあなたは
「休むかどうか」
を自分で決めることができます。
あなたの状況は、あなたにしかわかりません。
休む事情があるときは休んでもいいのです。
「そんなこと、頭ではわかっている」
と思った方。
相談室そら にぜひご連絡ください。
焦らずに、ひとつひとつ、です。
人はいつからでも変わることができます。
「変わりたい!」
という気持ちがあれば、その思いは力になります。
あなたにとってプラスとなる思考回路へ、一緒に変えていきましょう。
たったひとりの自分のことを大切に
休むことに罪悪感や不安を感じてしまう人は、昔から頑張ってきて、努力家で、責任感のある方が多いものです。
頑張り屋さんなのです。
あなたが頑張り屋さんだとしても、体や心が「辛い」と言っていたり、用事があったりと休む事情があるときは休んでいいのです。
無理をする必要はありません。
世界でたったひとりの「あなた」の心と体を大切にしましょう。
最後までお読みくださり、ありがとうございます。