つい頑張りすぎて、疲れてしまう
「みんな忙しいから、相談したら迷惑になるかな」
「自分でやらなきゃ」
と考えて、
だれかに相談したり、お願いしたりしないで、
ひとりで仕事をして。
「しっかりやらなきゃ」
と、できていないところを見つけては
「ここもダメだ」
と休憩を惜しんで修正を重ねて。
「本当に大丈夫かな?」
とミスがないか、
すごく心配になってチェックを何度もして。
だけど、
気付いたら心も体もヘトヘト・・・
精神的につらくなってしまったり、
体に不調があらわれたり・・・
「あぁ・・・
また、頑張りすぎてしまった」
「いつもこうなんだ・・・」
と変わらない自分にがっかり・・・
このようなことはないでしょうか?
「つい、頑張りすぎてしまう」
実は私も、
過去にこのような経験をたくさんしてきました。
どうしてこうなってしまうのか・・?
自分でもわからないのですよね。
頭ではわかっているけど・・・
このような、
「つい頑張りすぎてしまう」
「頑張りすぎてしんどくなってしまう」
という場合、本やネットでは
「人に頼もう」
「完璧主義をやめよう」
などとアドバイスが書かれていることがあります。
だけど、
実際にできているでしょうか・・・?
「そんなこと言われても、
できないよ~」
「気付いたら、
がんばり過ぎちゃってるんだもん・・・」
こんなふうに思っていないでしょうか?
実は、アダルトチルドレンさんは
「人に頼もう」
「完璧主義をやめよう」
と思っても
「うまくいかない・・・」
という方がたくさんいらっしゃいます。
「頭ではわかっているけど、難しい」
ということが本当に多いのです。
いったいどうして、
アダルトチルドレンさんは
「人に頼もう」
「完璧主義をやめよう」
と思っても、
同じ繰り返しになってしまうのでしょうか・・?
「頑張りすぎ」を本当に解決するためには
実は、
アダルトチルドレンさんは、
頭の中の考え方を上書きしようとするのではなく、
「頑張りすぎ」を生み出している「本当の問題」に気付き、
解決する必要があります。
なぜなら、考え方を上書きしようとしても、
アダルトチルドレンさんの心の中の「不安」は消えないからです。
アダルトチルドレンさんの「頑張りすぎ」の多くは、
過去の経験から生みだされています。
・とても悲しい思いをした。
・怖い気持ちになった。
など、
「もう繰り返したくない経験」がもとになっているのです。
「もう二度とそのような経験をしないために」
「二度と傷つかないために」
アダルトチルドレンさんは
ひとりで頑張ったり、
完璧を目指したり、
無意識的にしてしまうのです。
心の底にある「不安」
だから、「頑張りすぎ」を変えたくて、
「人に頼もう」
「完璧主義をやめよう」
と思っても、
「もし、また同じことになったらどうしよう」
という不安が心の奥深くにあって、
その不安がある限りは簡単に行動を変えられません。
また同じ経験をすることになったら
怖いですものね・・(>_<)
アダルトチルドレンさんにとって大切なこと
そんなアダルトチルドレンさんにとってまず大切なのは、
その行動の原因となっている過去の感情に気付き、
癒すことです。
その際に
過去を思い出そう!と頑張る必要はありません。
やさしく、自然に浮かんでくる記憶を見つめる。
それだけで大丈夫です。
そして、
自分をしばっている考え方に気付き、
もっとあなたにとってよい考え方に置き換えることが重要です。
そうすることで、
無理をすることなく、
さらりと不安を手放しながら、
新しい考え方で行動ができるようになります。
私自身も、過去に頑張りすぎて、
心も体も調子を崩してしまったことは
数えきれません。
だけど、
たくさんの抱えていた感情に気付き、
考え方をよりよいものに変えてきました。
心の底から
「そっか、この考え方、もうしなくていいんだ」
と安心とともに思える。
それは、すごく心が軽くなる体験で、
人生が大きく変化しますよ(^-^)
アダルトチルドレンさんの頑張りすぎを変えるためには、
「人に頼もう」
「完璧主義をやめよう」
と考え方を上書きしただけでは難しいことが多いのです。
だから、根っことなっている感情をやさしく見つめて、
考え方を置き換えることからはじめましょうね。