何がやりたいのかわからない

親からは

「〇〇をやったらいいんじゃない？」

「あなたにはこれがぴったりよ」

と言われたけど、なんだか違う気がする。

親の期待に応えられなくて、申し訳ないと感じている。


ほかの人は好きなことに向かって輝いているのに、

自分はできていなくて、焦る気持ちと、情けない気持ちで、どうしようもなく感じる。


「やりたいことをやったらいいんだよ」

と言われたけど、やっぱりどうしたらいいのかわからない。


このようなことを抱えていませんか？


答えが出なくて、

まわりの人は普通にできていて・・・

なんだか切なくなってしまいますよね。

どうしたらいいのか、わからない

実際に、このようなご相談はよくお聞きします。

アダルトチルドレンの方、子どものころから頑張ってきた方に多いです。


そのような方の中には、

「趣味を見つけた方がいい」

と言われて頑張ってみたけど、うまくいかなかった、と教えてくださる方もいらっしゃいます。


実は、

「好きなことがわからない」

「やりたいことがわからない」

という場合は、

「趣味を見つけよう！」

「好きなことを探そう！」

と頑張ってもうまくいかない場合が少なくありません。

どうして、「やりたいこと」がわからないの・・・？

なぜうまくいかないのでしょうか？


それは、今まで自分の気持ちよりも、親やまわりの人のために頑張ったり、気を遣ったりして生きてきて、

自分の感情が見えづらくなっているからです。


親やまわりの人の気持ちを優先させなければならない環境で育ち、

「否定されるかもしれないから、言わないでおこう」

「本当の気持ちは黙っておこう」

「お母さんに機嫌よくいてほしいから、こっちを言おう」

と自分の気持ちはなかったことにしているうちに、「本当の感情」がどんどん見えなくなってしまったのです。

だから、このような心の状態で「趣味や好きなことを探そう！」と頑張っても、

そもそも自分の感情が感じづらくてよくわからなかったり、

親やまわりの人への不安があって、自分の気持ちを大切にできなかったり、踏み出せなかったり、という結果になってしまいがちです。


そして、

「ほかの人と同じようにできない」

「親の期待にも応えられない」

という気持ちが生まれると、今度は「焦り」が生まれます。


焦りが強くなると、「見つけよう」「探そう」という気持ちは、

「早く見つけなきゃ！」

というプレッシャーになり、あなたを追い詰めてしまいます。

だから、このような方がやらなくてはならないことは、「趣味を探そう！」「行動しよう！」ではないのです。

この繰り返しをしていると、どんどん自分を追い込んで、心がしんどくなってしまいますよ。

「あなたらしい人生」を歩むために

「やりたいことがわからない」

「好きなことがわからない」

という悩みを抱えている方は、ほとんどの場合、あなた自身の足を引っ張るような考え方を持っています。

自分でも気づかないうちに持った考え方で、自分を苦しめてしまっているんです。


まずは「安全基地」を持って、抱えている気持ちを癒しながら、

そのような、あなたにとってマイナスとなる考え方は置き換えていきましょう。


そうすることで、見えなくなっていた「やりたいこと」や「好きなこと」が自然と感じられるようになってきます。


「自分のことかもしれない」

と思った方は、もう頑張るのではなく、

一緒におだやかな考え方に置き換えていきましょうね。


頑張ることなく、やりたいことや好きなことを感じられて、

「あなたらしい」人生が開けてきますよ(^_^)