「こんなにしているのに、親は叱ってくれない。心配しない。」『行動』の裏にある『本当の気持ち』とは。

気付いてくれない

ご相談の場で、下のようなお話しを聞くことがあります。

『いけないことをやっている。

危険なことをしている。

けれど、親は、わかっているのに、そんな自分のことを叱らないし、心配もしない。』

そのような経験をしてきた、と。

また、

『子どもが、私(お母さん)にだけ、困ることをする』

『悪いことを繰り返す』

というお話しを聞くこともあります。

 

このふたつには、共通する部分があります。

それは、「『行動』の裏にどんな『気持ち』が隠されているか?」です。

 

「親はこんなにしているのに、叱らないし、心配もしない」

気付くということ

実は、私自身も、

「親は全然叱らないし、心配もしないんだな」

という経験があります。

 

そこで持った感情は、

「私のことはどうでもいいんだな」

「自分のこころや体は、その程度のもので、大切にしなくていいんだな」

「(「スポーツができる」、「良い子」などの)親としてあってほしい『自分』がいたら、親は満足なんだな。あとはどうでもいいんだな」

という気持ちでした。

 

人によって抱く感情は違うと思いますが、「こんなにしているのに、叱ってくれない」「心配してくれない」、そもそも、「気持ちに気付こうとしてくれない」というのは、悲しさや寂しさ、親に見放された気持ちなど、どれも良いものではありません。

 

万引きを繰り返す女の子の話

親へのSOS

以前にカウンセラーさんの本で、万引きを繰り返す女の子のお話しを読んだことがあります。

その子は、カウンセラーさんにこう語ったそうです。

「こんなにしてるのに、親はまだ気付かない」

 

万引きという行為に気付かないのではなく、子どもの「その裏に隠されているこころ」に気付かないということです。

「万引き」という形で、その子は親にSOSを出していた。

けれども、親はその「行動」しか見ていないため、「行動」を叱る。

それでは、その子のこころは満たされないわけです。

 

小さい子どもが悪いことをする場合

本当の気持ち

このような気持の出し方は、ある程度成長した子に限った話ではないと思います。

小さい子どもが、

「わかっていて悪いことをする」

「お母さんが困ることばかりやる」

「お母さんといる時だけ、やってはいけないことをして、怒ることになり、イライラする」

困りますよね。

ストレスになりますよね。

 

まだしっかりと善悪の判断がついていない場合は除きますが、「お母さんといる時だけ」「わかっているのに」というのは、裏の気持ちが隠れていることがあります。

「もっと自分のことを見てほしい」

「遊んでほしい」

「話をちゃんと聞いてほしい」

などです。

そのことに気付かないと、子どもは満たされません。

子どもだって、「怒られる」より、本当は笑顔でお母さんと過ごすことの方が嬉しいんです。

でも、「自分のことを見てくれない」「構ってくれない」くらいなら、「怒られる」でもいいから、お母さんに自分のことを見てほしいと思うのです。

 

もしも、そのまま満たされずに成長したら、

「自分なんてどうでもいい存在だ」

と思ってしまうのではないでしょうか。

 

無条件で子どもを認めて、愛してあげること

無条件の愛情

「じゃぁ、子どもを認めてあげよう」

「ちゃんと見てあげよう」

という気持ちは大切ですが、ひとつ注意点です。

それは、『無条件の愛情』ということです。

 

「条件付き」というのは、

「テストで良い点数を取った時だけ、お母さんは笑顔を見せてくれる」

「お母さんの言うことを聞いている時だけ、私は話を聞いてもらえる」

「私が『良い子』でいたら、大切にしてくれる」

などです。

 

条件をつけてしまうと、子どもはお母さんに認めてもらいたくて、一生懸命頑張りますが、

「そうでない自分はダメ」

という感情も持ってしまう可能性があります。

また、お母さんの顔色を伺ったり、自分の本当の気持ちを押し込めながら過ごしていては、子どものこころにとって良くありません。

 

褒めてあげることは大切です。

ですが、その前に、『無条件の愛情』で、

「どんな『あなた』でも認めてあげる」

ということが大前提になります。

 

「行動」の裏にある「気持ち」に気付いてあげること

「行動」とその裏に隠された「気持ち」

繰り返しになりますが、子どもが、やってはいけないことをやっていたり、危険だとわかっていることをやっている時には、「裏の気持ち」が隠れていることがあります。

「叱ってほしい」

「心配してほしい」

「ストレスを抱えているんだ」

「困っているんだ」

でも一番は、

『そんな気持ちに気付いてほしい』

ではないでしょうか。

 

子どもがいけないことをした場合、叱ることも大切です。

ですが、その『行動』の裏に隠されている『本当の気持ち』を少し考えてあげると、より良い親子関係になると思います。

より良い親子関係へ

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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今日も穏やかな一日になりますように
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