「期待されるのが怖い」「期待されるのが嫌」

「まわりから期待をされると、とてもプレッシャーを感じる」
「相手の期待が怖くなって、いつもの自分ではいられなくなってしまう」
このようなことはありませんか?
期待されることで感じるプレッシャー、怖さ。
心の動揺は他人には見えなくて、怖さだけが膨れ上がって、しんどくなりますよね・・・
さらに、ほかの人は平気そうなのに、自分だけが平常心でいられなくなって、
「どうして私だけが・・・」
と自信をなくしてしまう場合もあります。
「期待されるのが怖い」気持ちはどうしたらいいのか、お伝えしますね。
「期待されるのが怖い」の心の奥にあること

まず、「期待されるのが怖い」という気持ちをもう少し掘り下げてみましょう。
もしも、期待に応えなかったらどうなるのでしょうか?
イメージしてみてくださいね。
そこには、
「あなたが期待に応えなかったらこうなる」
という想像があって、それが現実になることに怖さを感じていないでしょうか?
よくあるのは、
「期待に応えなかったら、がっかりされる」
「『だから、あなたはダメなのよ』と言われる」
「がっかりした表情で見られる」
などで、それが、とても怖いというケースです。
「がっかりされるのが怖い」「期待を裏切るのが怖い」

相手の期待を裏切ってがっかりされたら、悲しくなりますよね。
失望した態度をされたら、傷つきますよね。
「だから、あなたはダメなのよ」
なんて言われたら、心が痛くなりますよね。
傷ついたり、悲しくなるのは嫌ですよね。
努力をした上でそのような結果になるならなおさらです。
だから、「期待をされたくない」のです。
このような気持ちが心の底にあって、
「期待をされたくない」
と思う場合、その感情につながる経験があったと考えてよいでしょう。
もう覚えていないくらい昔のことかもしれません。
がっかりされたり、自分のことを否定されたり、努力を認めてもらえなかったりして、傷ついたことはなかったでしょうか?
「だれかの期待」とは

「だれかの期待」
とは、だれかが勝手に作り上げたものです。
あなたに相談や了解なしに、一方的に、
「できるはずだ」
「こういう人のはずだ」
と想像したものです。
それが「期待」です。
つまり、
「がっかりした態度をされる」
というのは、
「自分の想像通りにならなかったことに対しての、相手への不満」
と言えます。
あなたができることを精一杯やったのなら、
あなたらしく生きているのなら、
あなたに落ち度はないのではないでしょうか?
「期待に応えてくれた」「期待を裏切られた」に振り回されないように

また、他人の気持ちは他人のものです。
「期待に応えてくれた」
「期待を裏切られた」
どちらを選ぶかは、相手次第です。
「他人の期待」や「評価」はあいまいなものです。
そのあいまいな「他人の期待」に怖くなり、心を振り回されるのは、生きづらいし疲れてしまいますよね。
他人の気持ちは他人のものなので、変えることは難しいですが、
自分の心の持ち方は変えられます。
自分が何を怖いと感じているのか、自分の心の声を聞いて、
他人の期待や評価に振り回されない生き方に変えていきましょうね。
