自分を責めてしまうこと、ありませんか？

「『自分が悪い』と自分を責めてしまう」

というご相談はとても多いです。


たとえば、


「○○さんに挨拶をしたのに、素っ気ない返事をされた。

私のタイミングが良くなかったのかな・・

昨日私が言った、

△△のことで気を悪くしているのかもしれない」


そんなふうに起こった出来事に対して「自分が悪い」と考えて、

あれこれ悩んでしまうことはないでしょうか。

さらに、


「もしかして、みんなで私のこと何か言っているのかな。

コソコソ言われていたらどうしよう・・

私からもう一度話しかけた方がいいのかな。

でもまた素っ気なくされたり、変に思われたりしたら嫌だな。

私はいつもこうなんだよな・・」


と頭に浮かぶいろいろな憶測に、

不安になったり、考え過ぎて疲れたりしていないでしょうか。



私自身もそうだったのですが、

このように自分が悪いと感じて自分を責めてしまったり、

いろいろな思考が勝手に出てきてしまうことは

アダルトチルドレン＋HSPさんにはとてもよくあります。

本来、感じる必要のない罪悪感を感じて、

ストレスを抱えたり、

心身の不調に繋がったり・・

これでは疲れてしまいますよね。


このようなことが元となり、

人間関係がつらくなって転職を重ねてしまうこともあるでしょう。


アダルトチルドレンとHSPの気質を両方持っている方には

とても多い問題だと思いますが、

あなたはどうでしょうか。

自分を責めないようにしたらいいの？

このような状況の方から、


「自分を責めないように、

前向きに考えようとしているのですが、

やっぱり自分を責めてしまうんです・・」


といったお話をお聞きすることがあります。


このお気持ち、私もすごくわかります。



「自分が悪い」という気持ちを抑えて

「悪くない」と考えようとしても、


「やっぱり自分が悪いのかも・・」

「どうしよう、どうしよう」

「大丈夫かな」


そんな考えや不安がどんどん勝手に出てきてしまうことが

私もよくありました。

まるで飲み込まれてしまうような感覚ではないでしょうか。

また、

「自分が悪い」という気持ちと

「自分は悪くない」という考えが心の中でぶつかってしまう場合もあります。


両方の気持ちがあるから

葛藤してとてもつらいし、

身動きがとれなくなってしまうんですよね。



「前向きに考える」という方法で気持ちが変わることも

もちろんあります。


だけど、

アダルトチルドレンさんのような、自分を責める気持ちが強い場合は

簡単に切り替えられないこともよくあるように思います。

（私自身もそうでした）


そして、

切り替えられないことがかえって、

「自分はだめだ」と自分を責める原因を作ってしまうこともあるのではないでしょうか。



ですので、

「前向きに考えようとしても難しいんだよな・・」

という場合は、


あなたが持っている問題はそれほど大きく、難しい問題ということなのですから、

「どうしてそのような状態になっているのか？」

きちんと自分自身と向き合い、

原因を見つけて、

根本的な部分から変化させることが大事なのではないでしょうか。

そのままの自分を受け入れるには

自分自身を責めないために、

「そのままの自分を受け入れてあげよう」ということがよく言われます。


これはとても大事なことなのですが、

一方で、

「それができないんだよ・・」

というHSP＋アダルトチルドレンさんにはとても多いものです。


というのも、私もそうだったのですが、

アダルトチルドレンさんは育った環境の影響により、

「そのままの自分を受け入れて、OKを出す」

「そのままの自分を受け入れてもらって、OKをもらう」

ということをやってこれなかった場合が多いのです。



あたなは、

たくさん否定をされたり、

怒られたりしてきませんでしたか・・？


「だから私はだめなんだ・・」

「こんな自分では認められない・・」

そんなふうに思ってきませんでしたか・・？

今までやってこれなかったことだから、

突然やろうと思ってもどうしたらいいのかわからないし、

そもそも、

「どこまで自分にOKを出していいのか？」

「本当にOKを出していいのか？」

「自分のやり方で合っているのか？」

自分で判断することが難しいのですよね。


ここは私も苦労しましたが、

アダルトチルドレンさんの大変な部分のひとつだと思います。

ですので、

「そのままの自分を受け入れよう」の前に、

HSP＋アダルトチルドレンさんは、もう１ステップ階段を作ってあげましょう。


それは、

【心をいやす】ということ。


心がいやされてくると、

自然にそのままの気持ちを見つめたり、

受け入れたりすることができるようになってきます。


このステップは、

私自身の経験やご相談者さまの変化の経緯を見ていても

とても大事だと自信を持って言うことができます。


「そのままの自分を受け入れるなんて、

どうしたらいいのかわからない。

なんだか怖い。

できない」


そのような時は、

【心をいやす】

という過程が必要なことを覚えておいてくださいね。

根っこにあるものに気付くこと

そのままの自分を受け入れるために、

【心をいやすこと】ともうひとつ大切なことがあります。


それは、

【「自分が悪い」と責めてしまう思考の根っこにあるものに気付くこと】です。


多くの場合、自分を責めることの根底には、

などがあります。


ひとりひとり、具体的には何がどのくらいあるかは異なりますが、

これれらが絡まり合って起きている場合がほとんどです。


あなたの場合は、何が根っこにあるのか・・？

それがわからないと、

根本的な思考の修正に繋がらず、

同じことを繰り返してしまうことになりかねません。


「自分の問題は何から起きているのか？」

【真の問題】に気付くことが大切です。

急がない、焦らない

【そのままの自分を受け入れるために、まずは心をいやすこと】

【「自分が悪い」と自分を責めてしまう思考の根っこにある『真の問題』に気付くこと】

このふたつを

【急がず、焦らず】

取り組んでいきましょう。


私も失敗をしたことがあるのですが、

つい「早く」と焦ってしまうことがあります。


「今の状態がつらい、

だから早くなんとかしたい」


その気持ちはすごくわかります。


でも、少し考えてみてくださいね。


「今までの考え方や生き方を変える」ということは、

「家」で考えると、

「すでに建っている家の土台の一部を作り変える」

ということです。


これは大工事ですよね。

一朝一夕に終わらせることは難しいのではないでしょうか。

私たちの心の傷や持っている考え方は、

今まで積み重ねてきた体験の影響を強く受けています。


あなたが今までに積み重ねてきたことは、

そんなに軽いものではないですよね。


だから、

焦らず、じっくりと取り組むこと。


その方が結果的には一番の近道になるのです。

また、

「早く」を目指すと、

その通りにならなかった時はすべて「ダメ」になってしまいます。


自分を責める材料を作ってしまうのです。


「早く変わりたい！」という気持ちはよくわかりますが、

少しずつ、

自分の歩みをしっかりと感じられるように

ハードルを低くして、

【小さな歩みを重ねていくこと】が大事ですよ。


その歩みが、

「自分、できるじゃん！」

という肯定感や自信にもつながるのですから。

「自分が悪い」と自分を責めてしまう・・を抜け出すために

これが重要です。


これらは私がカウンセリングの際につねに大切にしていることですが、

これらにより、

「自分が悪い」と自分を責めることがゆるくなっていったご相談者さまをたくさん見てきました。

私もいつも、とても感動しています。


私もそうでしたが、

ひとりではどうしていいかわからないことはよくあります。

「よくあること」なのです。


だから、自分のことを

「こんなこともできない・・」

と思う必要はないですし、


自分を変化させるためには、

その段階をもう通過した人や

安心して話せるような人の助けを借りることも大切です。


このことは私が、

自分を変えようと頑張っていた際に学んだことのひとつです。


あなたの場合は、どうしたらいいのか・・？

ご縁を大切に、

１回のお話でもていねいにさせていただきます。

少しでも困った時はいつでもご連絡くださいね。