「甘える子ども」「くっついてくる子ども」にイライラ

「ねぇ、ママ~!」
何度も呼んで、くっついてくる子ども。
なぜか、イライラしてしまう。
「抱っこして~!」
「あれが欲しい!」
自己主張して甘える子どもに、
無性に腹が立ってしまう。
このようなこと、ありませんか?
実は、私は何度もありました。
甘えるわが子にイライラ…
「子どもだから仕方ない」とわかっているのに、
気持ちが抑えきれなくなって、
大きな声で怒鳴ってしまったこと。
私の声にびっくりして、
悲しそうにする子ども――
その表情を見て、
違う!
子どもを悲しませたいわけじゃないのに…!
優しくできてなくて、ごめんね…
そんなふうに胸が苦しくなったことが、
実は私もありました。
「こんなママで、ごめんね」

当時、私はよく、
次は、優しくしよう!
子どもの気持ちを、
笑顔で受け入れてあげよう!
そんなふうに毎回、反省をしていました。
でも――
また、イライラしてしまうんですよね。
「優しくしなきゃ」と思っているのに、
「イライラ」が湧いてきて、
抑えきれなくなってしまうのです。
子どものことは大切なのに、
子どもの気持ちに応えてあげられない。
優しくできない。
そしてまた、
子どもに悲しい思いをさせてしまう。
私は、なんてひどい親なんだ。
こんなママでゴメンね…
そんなふうに、
自己嫌悪や申し訳なさに苦しくなって、
何度泣いたかわかりません。
ママも子どもも、
両方つらい状況なんですよね。
ママの「愛情」や「努力」が足りないの?

相談室そらでは、
同じようなお話を教えてくださる方も少なくありません。
そして、
私の愛情が足りないんです
私の努力不足なんです
そんな言葉を、
涙ながらに教えてくださる方もいらっしゃいます。
うまくできない自分を、
責めてしまうんですよね…
ここでちょっと一緒に考えてみたいのですが、
これは本当に、
ママの「愛情」や「努力」が足りないから
起きていることなのでしょうか…?
というのも、
このようなお話をしてくださる方はみなさん、
子どものことを一生懸命に考えているように感じます。
このままでは、
この子も私と同じように
傷ついたまま成長してしまうのではないか
人の顔色をうかがう大人に
なってしまうのではないか
そんなふうに、
子どもの未来を心配しているんですよね。
これは、
子どもへの愛情が、
ちゃんとある証拠ではないでしょうか。
また、
自分を責めたり、落ち込んだりしながらも、
このままでは良くない。
変えていかなきゃ…!
と頑張っています。
ちゃんと、努力していますよね…?
子どもへの愛情もあるし、
努力が足りないわけでもないのです。
では、
どうして甘える子どもに
イライラしてしまうのでしょうか?
「甘える子どもにイライラ」本当の原因は

この問題の背景には、
さまざまなことが関係しています。
ママがあまりにも忙しくて、
心に余裕が無いことも、
ひとつの理由かもしれません。
ママの毎日は忙しいですよね。
子育て、家事、仕事など、
さまざまなことが重なったら、
そのストレスがイライラを引き起こしてしまうこともあるでしょう。
でも、
そのような感じではなく、
甘える子どもに対して、
自分でもコントロールができないほどの
イライラや嫌悪感が湧いてくる
子どもとのスキンシップに、
なぜか抵抗を感じる
このような場合はもしかしたら、
「ママの子ども時代」に本当の原因があるかもしれません。
あなたは、どんな子ども時代を過ごしてきましたか?

あなたが子どもだった頃を思い出してみてください。
どのような子ども時代を過ごしていましたか?
もし、
「親に甘えることなんて、できなかった」
「すぐに不機嫌になる親だった」
「本音は言えなかった」
このような子ども時代を過ごしていたら――
その体験が、
「今」のあなたの子育てに影響を与えているかもしれません。
頭ではわかっているのに、心がついてこないのは

たとえば、
親に甘えることなんて、できなかった
このような場合。
私もよくわかります…
「甘えることが難しい子ども時代」
そんな環境の中で頑張ってきた方も
いらっしゃるんですよね。
もし、
そのときは「悲しい」「寂しい」と感じたけど、
今は何とも思っていなくて、
つらかった思いはすでに昇華されているなら、
問題はないかもしれません。
でも、
今もあなたの心の中で、
「悲しさ」や「寂しさ」がくすぶり続けているなら――
頭では
「子どもに、優しく接した方がいい」
とわかっていても、
心がついてこない場合があります。
子どもと接していると、
昔の自分が思い出されること、ありませんか?
そうすると、どうしても、
自分は我慢するしかなかったのに、
どうしてこの子はこんなにワガママを言うの!
私はできなかったのに…
こんな思いが湧いてきて、
苦しくなってしまうことがあるんですよね。
経験していないがゆえに、わからないことも

また、
親自身が子ども時代に、
親から優しくしてもらっていないがゆえに、
その経験をしていなくて、
子どもの声にどう応えたらいいかわからないこともあるでしょう。
自分自身がしてもらっていないがゆえに、
「優しく接する」
「寄り添う」
といった方法が思いつかなかったり、
良くわからなかったりするのですね。
このようなケースも、
本当に多いです。
優しさが足りないのではなく、
心の問題と、経験が無いことが関係しているのです。
*アダルトチルドレンさんの場合は、こちらも参考にしてくださいね↓
あなたはちゃんと、子どもの親として頑張っている

このような場合、
先ほども書いたように、
あなたの「愛情」や「努力」が足りないわけではありません。
「愛情」や「努力」があるから、
なんとかしようとしているのです。
ちゃんと、
子どもの親として頑張っていますよ。
でも、
甘える子どもにイライラしたり、
冷たくしてしまうのは、
「親も子どもも、悲しい状態」です。
子どもの心や考え方に、
マイナスの影響を及ぼしてしまうこともあるかもしれません。
それではママもつらいですよね…
どうしたらいいのでしょうか?
大切なことを4つ、お伝えします。
ひとつひとつ、ゆっくり読んでみてくださいね。
①自分の心と向き合う時間を作る

あなたは今、
どのくらい疲れていますか…?
ママの仕事はたくさんありますよね。
忙しくて、
自分のことを後回しにしていませんか…?
特に、
子どもの頃から大変な思いをされてきた方は、
自分のつらさや疲れに気付きづらく、
ストレスを溜めてしまうことがあります。
そして、
いつのまにかストレスやモヤモヤが蓄積されていて、
突然、爆発して怒ってしまうんですね…
だから、
自分の気持ちにきちんと耳を傾けて、
ストレスや疲れを確認するようにしましょう。
そのためにも、
自分の心と向き合う時間を作ることが大切です。
ストレスやモヤモヤを一気に爆発させるのではなく、
小出しに吐き出していく。
小さなうちに、解決する。
おだやかに過ごすために、
とても大切なことですよ。
*さまざまな事情により、
「自分を優先することが難しい」
「時間を作るのが難しい」
といった場合もあると思います。
そのような場合は、
ひとりひとりの状況に合わせて取り組むのが良いですから、
その状況や難しさなどを教えてくださいね。
一緒にお話していきましょう。
②「そのままの気持ち」を話せる場所を持つ

次にお伝えしたいのは、
「そのままの気持ち」を話せる場所を持つ、ということです。
正直な話…
甘える子どもにイライラする
くっついてくるのが嫌
このような気持ちを、
まわりの人に言いづらいこと、ありませんか?
私もそうだったし、
そう教えてくださる方もたくさんいらっしゃいます。
ダメなママと思われたら、どうしよう
「子どもが可哀そう」と
白い目で見られたら、どうしよう
そんな不安や怖さを感じてしまうことも
ありますよね…(T_T)
だけど、
誰にも言わずにひとりで抱えていると、
親も子どもも、どんどん追い込まれてしまいます。
私もそうでしたが、
逃げ場も無いし、
気持ちを整理する時間も無い、
吐き出す場所もない――
そんな環境では、
ママだって人間ですから、
しんどくなってしまいますよ。
だから、
あなたのそのままの気持ちを吐き出せる場所を持つこと。
ママも生きています。
感情があります。
限界もあります。
安心して気持ちを吐き出したり、
相談したりできる場所
このような場所を、
ひとつでもいいから作りましょう…!
もし、
「そんな場所はない」という方は、
私に言ってください…!
守秘義務があるから、
外では話しづらいことでも安心して話せます。
傷ついてきたがゆえに、
「話す」ことに抵抗がある場合もあるでしょう。
私も話せなかったので、
その怖さや不安、躊躇はよくわかります。
でも、
ひとりで抱えていて、
あなたがつらくなるのは私も切ないです。
私でよければ、いつでも声をかけてくださいね。
③ママの「心」を癒す

「ママの心を癒してあげること」。
この取り組みも大切です。
あなた自身のことを振り返ってみてください。
子ども時代からずっと、
頑張り続けていませんか…?
いろいろな思いを抱えたまま大人になり、
今もその思いを心の中に抑えたまま、
子育てをしていませんか…?
もし思い当たるものがあったら、
子どもが甘えてきたときに
イライラしてしまうのも当然かもしれません。
あなたの心の傷を癒し、
おだやかな状態にしていくこと。
お母さんの心が癒されると、
我慢をしなくても自然に、
子どもの甘えに対応できるようになってきますよ。
生きづらさも軽くなる

ちなみに…
過去に切ない体験をしてきたことにより、
生きづらさを抱えている場合もあります。
・他人の顔色を気にしてしまう。
・完璧を目指してしまう。
・頑張り過ぎてしまう。
・自分に自信が無い。
など、あなたはどうでしょうか?
このような生きづらさも、
心を癒すことにより軽くなる可能性があります。
子どもだけでなく、
あなた自身の人生のためにも、
心を癒すことは大切ですよ。
「心を癒す」過程は、
ご相談者さまひとりひとり、具体的な進み方が違います。
もし、あなたの心の中に
「あの時、つらかったな…」
そんな思いがありましたら、
私もお手伝いしますので、お気軽にお知らせください。
④「考え方」を整える

最後にお伝えしたいのは、
「考え方を整えること」です。
何度も同じことを繰り返してしまう場合、
「どこかで作られた考え方」が頭の中にあって、
その考え方があるために、
同じことの繰り返しが起きている――
このような方はとても多いです。
たとえば、
「このくらい、我慢して当然」
そんな考え方が頭の中に作られていたら、
子どもの要求にイライラしてしまうこともあるでしょう。
自分でも気付かないまま、
同じ「考え方」を使い続けていて、
そのために、同じことが起きている。
そんなことが、
私たちは良くあります。
毎日を変化させるために、
ぜひ、考え方も整えていきましょう。
親にとっても、子どもにとっても、しあわせな子育てに

子育ては、大きなチャンスです。
なぜなら、
自分の重荷となっていることや
生きづらさの根っこにある問題に向き合い、
ひとつひとつ手放すこと。
そして、
もう1回、
大切なわが子とともに
子ども時代をやり直すこと。
このふたつができるからです…!
「子育て」は、
親にとっても、子どもにとっても、
かけがえのない時間。
目の前にいる子どもとの子育ては、
一度きりです。
その「一度きりの子育て」を
親にとっても、
子どもにとっても
幸せなものにするために。
もしあなたが、
「つらいな」
「どうしたらいいかな」
こんな気持ちを持っていたら、
まずは、可能な範囲で状況などをお聞かせください。
現状を変えるために、
私も一緒にお手伝いします。
一緒に、しあわせな子育てにしていきましょう。


