努力はしているのに、うまくいかない
「他のママとうまく人間関係を築くことができません。
自分のコミュニケーション能力が足りないことはわかっているけど、
どうしたらいいのかわかりません・・」
こんなご相談をいただくことがあります。
ママ友、難しいですよね・・
私も子どもが小さい頃、
「うまく話せなかった」
「気遣いができなかった」
「話についていけなかった」
などなど、ひとり反省会を繰り返していたことがあります。
子育てだけでも大変なのに、自分の人間関係の問題も出てくる・・
もう切なくなりますよね(T_T)
ご相談をくださる方の中には、
「ママ友を作るために、新しい人と積極的に関わるようにしているんです」
「挨拶することを心がけています」
こんなお話をしてくださる方もいらっしゃいます。
でも・・
「深い関係になれないんです」
「疲れてしまうんです」
「距離感がわからないんです」
このような言葉が後に続いてしまうんですね・・
新しい人と積極的に関わるようにしたり、
挨拶をしたりすることも、とても大事なことだと思います。
きっかけを作ることができますし、
挨拶をしていたら、していないよりも良い印象になることが多いでしょう。
だけど、
「努力しているのに、やっぱりうまくいかない」
というのはつらいものです。
自信がどんどん失われてしまいます。
人間関係を築くことに対して、なんだか不安になってしまうこともあると思います。
さらに、寂しさや孤独感も感じる・・
これでは切なくなってしまいますよね。
どうして、努力しているのにうまくいかないのでしょうか。
「コミュニケーションが苦手」は変えられないのでしょうか。
「コミュニケーションが苦手」の根っこにあるのは・・
まず、「コミュニケーションが苦手」とひとことで言っても、
いろいろな理由があると思います。
相談室そらに来られる方に多いのは、
自分が育った家庭や過ごした学校などが関係している場合です。
たとえば、
「自分の気持ちや意見を伝えても否定されていた」
「感情的に怒られることが日常的にあった」
「学校生活の中でいじめにあっていた」
このような環境の中で生きてこなければならなかったなどです。
もしもこんな経験をしていたら・・
自分の意見や気持ちを伝えることや断ること、
心を開くことに対して、怖くなってしまうこともあるのではないでしょうか。
『伝える勇気』『断る勇気』『心を開く勇気』
このような勇気がないのではなく、
その勇気が負けてしまうくらい恐怖や不安が強くて、
コミュニケーションに支障が出ている、
そんなふうに考えられないでしょうか?
心の問題にアプローチする
世の中にはさまざまな「コミュニケーション力をアップさせる方法」があります。
「相づちを打つ」「笑顔で接する」などもそうですし、
「挨拶をする」もそうですね。
だけど、不安や恐怖が強かったら、
『自分の言葉』を伝えるハードルは高くなります。
否定されることが多かった人は、
自己肯定感や自信が足りなくなっていて、
相手に伝えることが難しくなってしまうだけでなく、
ひとり反省会や自分責めを繰り返してしまうこともあるでしょう。
そうすると、
「同じことの繰り返し」
が起きて、ますます気持ちが落ち込んでしまう可能性があります。
このような理由が背景にある場合の「コミュニケーションが苦手」は、
表面的に「挨拶をする」「笑顔を作る」といった方法だけではなく、
『心』の問題にアプローチすることにより無理なく変化することがあります。
その人の状況により、具体的なアプローチの方法はさまざまですので、
今回はその中でも大事なことを3つにしぼってお伝えします。
①心の傷を癒す
「過去」の経験による不安や怖さは
「今」の私たちの感情や行動に大きく影響しています。
不安や怖さが大きくて、緊張感や不安感からうまく話せないこともあります。
過去の心の傷を癒してあげることにより、
コミュニケーションの際の緊張が和らぎ、
自然なやり取りができるようになることもあるでしょう。
②自己肯定感、自信を育む
あなたは、自己肯定感と自信をきちんと育んできましたか・・?
コミュニケーションにおいて、
自己肯定感と自信は大切です。
たとえば、「自分はだめだ」という感覚を持っていると、
はっきりと自分の意見や気持ちを伝えられないこともあるでしょう。
本当は違う意見なのに、相手に同意してしまいモヤモヤ・・
こんなこともあるかもしれません。
ここは心の傷にもつながる部分ですが、
「自分はそのままの自分でいい」
こんな自信があったら、コミュニケーションはとても楽になるのではないでしょうか。
③人間関係構築のつまづきパターンの改善
最後、3つめは、
「人間関係構築のつまづきパターン」の改善です。
いつのまにか自分がつらくなってしまう人を選び、
頑張っていませんか?
もしかして、自分には合わない人を選んでいて、
「仲良くなれないのは自分のコミュニケーション力が足りないから・・」
と感じていないでしょうか?
このパターンもよくあり、私たちの自信や自己肯定感を失わせてしまうことになりかねません。
こちらも参考にしてくださいね↓
①心の傷を癒す
②自己肯定感、自信を育む
③人間関係構築のつまづきパターンを改善
大事なことなので、ぜひ覚えておいてくださいね。
ママ友は必ず必要なわけではありません。
子育ては人それぞれですから、
「いなくてもいい」
「困っていない」
という方はそのままでも良いと思います。
だけど、「ママ友」という存在により子育てが楽になることもあるでしょう。
・子育てにつきものの不安や悩みを相談し合い、不安な気持ちや問題を解消できる。
・忙しい毎日のストレスや疲れを共有し合える。
・ストレス発散を一緒できる。
このようなことができるのも、ママ友の力かもしれません。
私自身、ママ友から助けられたことは数え切れません。
『必ず必要なわけではないけど、
いることにより、子育ての負担を減らし、
より充実した子育て生活を送ることができる』
そんな可能性を持っているのが『ママ友』という存在ではないでしょうか。
「ママ友が欲しいけど、コミュニケーションが苦手だ」
「距離感がわからない」
「緊張してしまう」など・・
そんな場合は私もお手伝いします。
子育ては「今だけ」の大切な時間です。
充実した子育てライフにしていきましょう。
小さなことでもお気軽にご相談ください。